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和歌が詠まれた地.bot : 2015/08/31
2015年08月31日
Posted by metabirds Botbird
【伊吹山】近江國の歌枕。さしも草と共に詠まれることも多い。日本武尊が天叢雲剣を置いて山に住むとされる伊吹大明神と戦ひ、毒気を受けて病に冒されると言ふ傳承がある。延喜式で國内髄一の藥草の産地と記されてゐる。
【くらぶ山】秋霧の立ちぬるときはくらぶ山 おぼつかなくぞ見え渡りける〔詞書:延喜御時に、秋歌めしければ、たてまつりける〕(紀貫之:後撰271秋哥中)
【宇治】袖の上にたれゆゑ月は宿るぞと よそになしても人の問へかし〔詞書:宇治にて、夜戀といふことををのこどもつかうまつりしに〕(藤原秀能:新古今1139戀哥弐)
【鹽釜】見し人のけぶりになりし夕べより 名ぞむつましき鹽釜の浦〔詞書:世のはかなきことを嘆く頃、陸奧國にある所々書きたる繪を見侍りて〕(紫式部:新古今820哀傷哥)
Posted by 橘右 at 17:00