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和歌が詠まれた地.bot : 2015/08/30

2015年08月30日

Posted by metabirds Botbird

【長岡】老いぬればさらぬ別れもありと言へば いよ/\見まくほしき君かな〔詞書:業平の朝臣の母のみこ、長岡にすみ侍りける時に、業平宮づかへすとて(略)〕(業平朝臣母:古今900雜哥上)
【水無瀨】山賤の麻のさ衣をさをあらみ あはで月日やすぎ葺ける庵〔詞書:水無瀨戀拾五首歌合に〕(攝政太政大臣:新古今1108戀哥弐)
【稻葉山】立ち別れいなばの山の峰におふる 松とし聞かば今かへりこむ〔詞書:題しらず〕(在原行平:古今365離別哥)
【印南野】女郞花我に宿かせ印南野の いなといふともこゝを過ぎめや〔詞書:秋旅にまかりけるに、印南野に宿りて〕(能宣:拾遺348別歌)
【大井川】影さへに今はと菊のうつろふは 浪の底にも霜や置くらむ〔詞書:おなじ御時、大井川に行幸侍りける日〕(坂上是則:新古今623冬哥)
【岩代】岩代の野中に立てる結び松 心も解けず昔思へば〔詞書:題しらず〕(人麿:拾遺854戀哥肆)
【鳴海潟】浦人の日も夕暮に鳴海潟 かへる袖より千鳥啼くなり〔詞書:おなじ所〕(權大納言通光:新古今650冬哥)
【粟津の森】近江國の歌枕。大津市膳所にある琵琶湖畔の船着き場付近の森。現在も粟津の地名が残る。若宮八幡宮の社中の森か。「あはづ」から「逢はず」を導く。尾花や萩、葛などの秋の草などが詠まれた。
【松島】松島や潮汲む海人の秋の袖 月はもの思ふならひのみかは〔詞書:八月拾五夜和歌所歌合に、海邊秋月といふことを〕(鴨長明:新古今401秋哥上)
【嵯峨野】今はさは憂き世のさがの野邊をこそ 露消えはてしあとゝ偲ばめ〔詞書:母の身まかりけるを嵯峨野邊にをあめ侍りける夜よみける〕(皇太后宮大夫俊成女:新古今787哀傷哥)

Posted by 橘右 at 17:00