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和歌が詠まれた地.bot : 2015/08/29

2015年08月29日

Posted by metabirds Botbird

【宇治川】宇治川の浪にみなれし君ませば 我も網代に寄りぬべきかな〔詞書:宇治の網代に、知れる人の侍りければ、まかりて〕(大江興俊:後撰1136雜哥貮)
【淀川】刈りて干す淀の眞薦の雨ふれば つかぬもあへぬ戀もするかな〔詞書:題しらず〕(よみ人しらず:拾遺824戀哥參)
【鳥籠山】近江國。壬申の亂の戰場になつた地。東山道の宿場町にもなつてゐた。
【淀川】たぎつ瀬のなかにも淀はありてふを など我が戀の淵瀬ともなき〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今493戀哥壱)
【片岡の朝の原】大和國の歌枕。普通名詞とも考へられるが、奈良県王寺町付近の小高い丘かと言はれてゐる。「若菜」「殘りの雪」「霞」などの初春を詠む歌が多い。
【猿澤池】わぎもこが身を捨てしより猿澤の 池のつゝみや君は戀しき〔詞書:つゝみやき〕(輔相:拾遺411物名)
【矢田の野】大和國。奈良県大和郡山市矢田町の邊りの野。同町に矢田寺がある。但し、有乳山との関連は不明。
【由良の湊】紀の國や由良の湊に捨ふてふ たまさかにだに逢ひ見てしかな〔詞書:題しらず〕(權中納言長方:新古今1075戀哥壹)
【吹上の濱】紀伊國。紀ノ川の河口の左岸邊り。「月」「濱千鳥」などが詠まれた。
【大荒木の森】大荒木の杜の木の間をもりかねて 人賴めなる秋の夜の月〔詞書:五拾歌たてまつりし時、杜間月といふことを〕(皇太后宮大夫俊成:新古今375秋哥上)

Posted by 橘右 at 17:01