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和歌が詠まれた地.bot : 2015/08/21

2015年08月21日

Posted by metabirds Botbird

【龍田川】龍田川錦おりかく神無月 時雨の雨をたてぬきにして〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今314冬哥)
【河原院】君まさで煙絶えにし鹽釜の うらさびしくも見え渡るかな〔詞書:かは原の左のおほいまうちぎみの身まかりてののち、かの家にまかりてありけるに、鹽釜といふ所のさまをつくれりけるを見てよめる〕(紀貫之:古今852哀傷哥)
【羽束山】秋はつる羽束の山のさびしきに 有明の月を誰と見るらむ〔詞書:賴綱朝臣、津の國の羽束といふ所に侍りける時つかはしける〕(前中納言匡房:新古今1571雜哥上)
【龍田山】白雲の龍田の山の八重櫻 いづれを花と分きて折りけむ〔詞書:八重櫻を折りて、人のつかはして侍りければ〕(道命法師:新古今90春哥上)
【壺の石文】みちのくのいはでしのぶはえぞ知らぬ 書きつくしてよ壺の石文〔詞書:前大僧正慈圓、文にては思ふほどのことも申し盡しがたきよし申しつかはして侍りける返事に〕(前右大將賴朝:新古今1786雜哥下)
【伏見】名に立ちて伏見の里といふ事は もみぢを床に敷けばなりけり〔詞書:伏見といふ所にて〕(よみ人も:後撰1297雜哥肆)
【鞍馬山】山城國。京都の北にそびえる鞍馬寺のある山。山中の魔王殿650万年前に金星から降りたつた魔王をお祀りする。「くらぶ」山と同一視されることも多い。
【唐崎】さゞ浪や志賀の唐崎風さえて 比良の高嶺に霰降るなり〔詞書:題しらず〕(法性寺入道前關白太政大臣:新古今656冬哥)
【高圓山】高圓の野路の篠原末さわぎ そゝやこがらし今日吹きぬなり〔詞書:法性寺入道關白太政大臣家の歌合に、野風〕(藤原基俊:新古今373秋哥上)
【香具山】とをちには夕立すらし久方の 天の香具山雲隱れゆく〔詞書:雲隔遠望といへる心をよみ侍りける〕(源俊賴朝臣:新古今266夏哥)

Posted by 橘右 at 17:00