> HOME > 和歌が詠まれた地.bot : 2015/08/16

和歌が詠まれた地.bot : 2015/08/16

2015年08月16日

Posted by metabirds Botbird

【北山】いざ今日は春の山邊にまじりなむ 暮れなばなげの花のかげかは〔詞書:雲林院のみこのもとに、花見に北山のほとりにまかれりける時によめる〕(素性法師:古今95春哥下)
【鷹尾山】近江國。滋賀県犬上郡多賀町の多賀大社から見える山か、それとも甲賀市土山町鮎河の高尾山か。
【妹背山】むつまじき妹背の山と知らねばや 初秋霧の立ち隔つらむ〔詞書:題しらず〕(よみ人しらず:拾遺1095雜秋哥)
【生田の浦】攝津國の歌枕。生田神社付近の海。現在は地形が変はり神戸市中央区付近は海ではなくなつてゐる。「生く」「磯」などを掛けて詠まれることが多い
【宇治橋】年へたる宇治の橋守言問はむ 幾代になりぬ水の水上〔詞書:嘉應元年、入道前關白太政大臣、宇治にて、川水久澄といふことを人々によませ侍りけるに〕(淸輔朝臣:新古今743賀哥)
【住の江】住の江の岸による浪よるさへや 夢のかよひぢ人目よぐらむ〔詞書:寛平の御時きさいの宮の歌合せのうた〕(藤原敏行:古今559戀哥弐)
【深草】山城國。京都市伏見区で伏見稲荷神社の南西の地。藤森神社が鎮座する。鶉が多く詠まれてゐた。
【御坂】立ちながら今宵は明けぬ園原や 伏屋といふもかひなかりけり〔詞書:信濃の御坂のかた描きたる繪に、園原といふ所に旅人宿りて立ち明かしたる所を〕(藤原輔尹:新古今913羈旅哥)
【石上】いそのかみふるとも雨にさはらめや 逢はむと妹に言ひてし物を〔詞書:題しらず〕(大伴方見:拾遺765戀哥貮)
【由良の門】丹波國。京都府宮津市を流れる由良川の河口。曾禰好忠の歌で丹後國と解される。

Posted by 橘右 at 17:01