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和歌が詠まれた地.bot : 2015/08/03
2015年08月03日
Posted by metabirds Botbird
【浮島】陸奧國の歌枕。宮城県多賀市にあり、平地の島のやうにみえる小山。また、松島湾塩釜の浦の島とも。「浮く」を連想。普通名詞の場合もあるか。「松」が景物
【伊勢】伊勢の海人と君しなりなば同じくは 戀しきほどに見るめ刈らせよ〔詞書:文つかはしける女の親の伊勢へまかりければ、共にまかりけるにつかはしける〕(讀人しらず:後撰908戀哥伍)
【熊野本宮大社】紀伊國。家都美御子大神を祭神とする社。熊野詣と呼ばれるやうに、古代から篤い崇敬を集めてゐる。貴族の参拝も多いことから数多くの歌が詠まれた。
【布引の瀧】ぬき亂る人こそあるらし白玉の まなくも散るか袖のせばきに〔詞書:布引の瀧のもとにて人々あつまりてうたよみける時によめる〕(在原業平:古今923雜哥上)
【春日大社】めづらしきけふの春日の八乙女を 神もうれしとしのばざらめや〔詞書:延喜廿年、亭子院の春日に御幸侍りけるに、國の官廿一首歌よみて奉りけるに〕(藤原忠房:拾遺620神樂哥)
【飛鳥川】飛鳥河心のうちに流るゝは 底のしがらみ何時か淀まむ〔詞書:言ひわづらひて止みにけるを、又思ひ出でてとぶらひ侍りければ、いと定なき心かな、と言ひて、飛鳥河の心を言ひつかはして侍りければ〕(讀人しらず:後撰1013戀哥陸)
Posted by 橘右 at 17:00