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和歌が詠まれた地.bot : 2015/08/02

2015年08月02日

Posted by metabirds Botbird

【有度濱】駿河國の歌枕。久能山南麓の海岸。現在、苺が名物になつてゐる。うどの同音反復の序詞や枕詞に用ゐられることが多かつた。
【小黑崎】をぐろさきみつの小島の人ならば みやこのつとにいざと言はましを〔詞書:みちのくのうた〕(讀人智らず:古今1090大哥所御哥・神遊びのうた・東哥)
【河原院】八重葎茂れる宿の寂しきに 人こそ見えね秋は來にけり〔詞書:河原院にて、荒れたる宿に秋來といふ心を人々よみ侍りけるに〕(惠慶法師:拾遺140秋哥)
【難波】難波津はくらめにのみぞ舟はつく 朝の風の定めなければ〔詞書:つばくらめ〕(輔相:拾遺406物名)
【難波】夕月夜潮みちくらし難波江の 蘆の若葉に超ゆる白波〔詞書:詞を作らせて歌に合はせ侍りしに、水鄕春望といふこと〕(藤原秀能:新古今26春哥上)
【香具山】雪降れば峯の眞榊埋もれて 月にみがける天の香具山〔詞書:守覺法親王五拾首歌よませ侍りけるに〕(皇太后宮大夫俊成:新古今677冬哥)
【法輪寺】山城國。嵐山の麓にある虚空藏菩薩をお祀りするお寺。
【信太の杜】過ぎにけり信太の杜のほとゝぎす 絕えぬ雫を袖に殘して〔詞書:杜間郭公といふことを〕(藤原保季朝臣:新古今213夏哥)
【武藏野】女郎花にほへる秋の武藏野は 常よりもなほむつましきかな〔詞書:延喜御時、秋歌めしければたてまつりける〕(貫之:後撰337秋哥中)
【富士山】富士の嶺をよそにぞ聞きし今は我が 思ひにも燃ゆる煙なりけり〔詞書:思ひかけたる女のもとに〕(朝賴の朝臣:後撰1014戀哥陸)

Posted by 橘右 at 17:00