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和歌が詠まれた地.bot : 2015/07/31

2015年07月31日

Posted by metabirds Botbird

【比叡山】近江國。延暦寺。京の都の鬼門に置かれ王城を佛法で守護する。數多くの高僧を生み平安佛敎の中心となる。
【高砂】高砂に我がなく聲はなりにけり 都の人は聞きやつくらむ〔詞書:遠き所に侍りける人、京に侍りけるをとこを、道のまゝに戀ひまかりて、高砂といふ所にてよみ侍りける〕(よみ人しらず:拾遺998戀哥伍)
【石山寺】うしろめたいかでかへらむ山櫻 飽かぬにほひを風にまかせて〔詞書:石山の堂の前に侍りける櫻の木に書きつけ侍りける〕(よみ人しらず:拾遺1053雜春哥)
【難波の御津】難波津をけふこそ御津の浦ごとに これやこの世をうみわたる舟〔詞書:身のうれへ侍りける時、津の國にまかりて住み始め侍りけるに〕(業平朝臣:後撰1244雜哥參)
【淀川】山しろの淀のわかごもかりにだに 來ぬ人たのむ我ぞはかなき〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今759戀哥伍)
【比叡山】山高み見つゝ我がこし櫻花 風は心にまかすべらなり〔詞書:比叡にのぼりてかへりまうできてよめる〕(紀貫之:古今87春哥下)
【逢坂】今朝よりはいとゞ思ひを焚きまして 歎きこりつむ逢坂の山〔詞書:題しらず〕(高倉院御歌:新古今1163戀哥參)
【井手】山城國。京都府綴喜郡井手町の木津川沿岸。蛙と山吹が多く詠まれる。
【小倉山】いづくにか今宵の月の曇るべき 小倉の山も名をや變ふらむ〔詞書:題しらず〕(大江千里:新古今405秋哥上)
【難波】夕月夜潮みちくらし難波江の 蘆の若葉に超ゆる白波〔詞書:詞を作らせて歌に合はせ侍りしに、水鄕春望といふこと〕(藤原秀能:新古今26春哥上)

Posted by 橘右 at 17:00