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和歌が詠まれた地.bot : 2015/07/26

2015年07月26日

Posted by metabirds Botbird

【櫻河】常よりも春べになれば櫻河 花の浪こそ間なく寄すらめ〔詞書:さくら河といふ所ありと聞きて〕(つらゆき:後撰107春哥下)
【御輿岡】場所未詳。山城國。歌の背景から北野天満宮の御旅所に鎮座してゐる御輿神社のことか。
【龍田山】秋されば狩人超ゆる立田山 立ちてもゐてもものをしぞ思ふ〔詞書:題しらず〕(人麻呂:新古今1688雜哥中)
【由良の湊】紀の國や由良の湊に捨ふてふ たまさかにだに逢ひ見てしかな〔詞書:題しらず〕(權中納言長方:新古今1075戀哥壹)
【松島】音に聞く松が浦島けふそみる むべも心あるあまは住みけり〔詞書:西院の后、御髪おろさせ給ひて、行なはせ給ひける時、かの院の中島の松を削りて書きつけ侍りける〕(素性法師:後撰1093雜哥壱)
【貴船神社】大御田のうるはふばかり堰きかけて 井堰に落せ川上の神〔詞書:社司ども貴船にまゐりて、雨乞ひしけるつでによめる〕(賀茂幸平:新古今1893神祇哥)
【吉野】いくとせの春に心をつくしきぬ あはれと思へみ吉野の花〔詞書:千五百番歌合に、春歌〕(皇太后宮大夫俊成:新古今100春哥下)
【河原院】山城國の歌枕。源融の邸宅。陸奧の名所の塩釜の浦を模した庭園で知られる。当時は末裔の安法法師が傳領し、惠慶法師などが参集して、しばし歌會を催してゐた。
【難波】難波女の衣干すとて刈りて焚く 蘆火のけぶり立たぬ日ぞなき〔詞書:題しらず〕(貫之:新古今1593雜哥中)
【柞の杜】時わかぬ浪さへ色にいづみ川 柞の杜にあらし吹くらし〔詞書:左大將に侍りける時、家に百首歌合し侍りけるに、柞をよみ侍りける〕(定家朝臣:新古今532秋哥下)

Posted by 橘右 at 17:00