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和歌が詠まれた地.bot : 2015/07/23
2015年07月23日
Posted by metabirds Botbird
【柞の杜】時わかぬ浪さへ色にいづみ川 柞の杜にあらし吹くらし〔詞書:左大將に侍りける時、家に百首歌合し侍りけるに、柞をよみ侍りける〕(定家朝臣:新古今532秋哥下)
【老蘇の杜】近江國の歌枕。安土町の奧石神社の杜。孝霊天皇の御世に石辺大連が神助を得て松、杉、檜などの苗木を植え祈願したところ、たちまち大森林になつたとの傳承がある。「ほとゝぎす」が多く詠まれる。
【賀茂の社】見ればまづいとゞ涙ぞもろかづら いかに契りてかけ離れけむ〔詞書:身の望み叶ひ侍らで、社の交らひもせで籠りゐて侍りけるに、葵を見てよめる〕(鴨長明:新古今1778雜哥下)
【眞土山】何時しかと待乳の山の櫻花 待ちてもよそに聞くがかなしさ〔詞書:遠き國に侍りける人を、京にのぼりたりと聞きてあひ待つに、まうで來ながら、とはざりければ〕(讀人しらず:後撰1255雜哥肆)
【熊野本宮大社】道遠しほどもはるかに隔たれり 思ひおこせよわれも忘れじ〔詞書:この歌は、陸奧に住みける人の、熊野へ三年詣でむと願を立てゝ、まゐりて侍りけるが、いみじう苦しかりければ、いまふたゝびをいかにせむと嘆きて、(略)〕(熊野權現:新古今1859神祇哥)
Posted by 橘右 at 17:00