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和歌が詠まれた地.bot : 2015/07/17

2015年07月17日

Posted by metabirds Botbird

【最勝四天王院】風吹けばよそに鳴海のかた思ひ 思はぬ浪に啼く千鳥かな〔詞書:最勝四天王院の障子に、鳴海の浦かきたる所〕(藤原秀能:新古今649冬哥)
【倉無の濱】我妹子が赤裳濡らして植ゑし田を 刈りて収めむ倉無の濱〔詞書:題しらず〕(人麿:拾遺1123雜秋哥)
【水無瀨川】あひ見ねば戀こそまされみなせ川 何に深めて思ひそめけむ〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今760戀哥伍)
【大原】尋ね來て道分けわぶる人もあらじ 幾重も積もれ庭の白雪〔詞書:雪の朝、大原にてよみ侍りける〕(寂蓮法師:新古今682冬哥)
【貴船川】幾夜われ浪にしをれて貴船川 袖に玉散る物思ふらむ〔詞書:家に百首歌合し侍りけるに、祈戀といへる心を〕(攝政太政大臣:新古今1141戀哥弐)
【稻葉山】忘れなむ待つとな吿げそなか/\に 因幡の山の峯の松風〔詞書:攝政太政大臣の家の歌合に、秋旅といふことを〕(藤原定家朝臣:新古今968羈旅哥)
【宇治橋姬】橋姬の片敷き衣さむしろに 待つ夜むなしき宇治のあけぼの〔詞書:最勝四天王院の障子に、宇治川かきたる所〕(太上天皇:新古今636冬哥)
【宇津山】旅寢する夢路はゆるせ宇津の山 關とは聞かず守る人もなし〔詞書:和歌所にてをのこども、旅歌つかうまつりしに〕(藤原家隆朝臣:新古今981羈旅哥)
【鏡山】曇りなき鏡の山の月を見て 明らけき世を空に知るかな〔詞書:久壽二年大嘗會悠紀屛風に、近江國鏡山をよめる〕(宮內卿永範:新古今751賀哥)
【篠原】近江國。滋賀県野洲市大篠原に地名が殘る。平家終焉地でもある。普通名詞としても用ゐられる。

Posted by 橘右 at 17:00