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和歌が詠まれた地.bot : 2015/07/16

2015年07月16日

Posted by metabirds Botbird

【難波】わびぬれは今はたおじ難波なる 身をつくしても逢はむとぞ思ふ〔詞書:題しらず〕(元良の親王:拾遺766戀哥貮)
【伊加加崎】かぢにあたる浪のしづくを春なれば いかゞ咲き散る花と見ざらむ〔詞書:いかがさき〕(兼覽王:古今457物名)
【橘の小島】山城國の宇治ではあるが、詳細な場所は不明。源氏物語の浮舟の卷などから、宇治川に浮かぶ小島であらうことは推測できる。
【船岡】船岡の野中に立てる女郞花 渡さぬ人はあらじとぞ思ふ〔詞書:題しらず〕(よみ人しらず:拾遺1100雜秋哥)
【水無瀨】草枕結び定めむ方知らず ならはぬ野邊の夢の通ひ路〔詞書:水無瀨の戀拾伍首の歌合に〕(雅經:新古今1315戀哥肆)
【小鹽山】小鹽山神のしるしを松の葉に 契りし色はかへるものかは〔詞書:最勝四天王院の障子に、小鹽山かきたる所〕(前大僧正慈圓:新古今1900神祇哥)
【宇治橋】ちはやぶる宇治の橋守なれをしぞ あはれとは思ふ年のへぬれば〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今904雜哥上)
【龍田山】心とやもみぢはすらむ立田山 松はしぐれに濡れぬものかは〔詞書:入道前關白太政大臣家に百首歌よみ侍りけるに紅葉〕(皇太后宮大夫俊成:新古今527秋哥下)
【生の松原】涼しさは生の松原まさるとも 添ふる扇の風な忘れそ〔詞書:大宰帥隆家下りけるに、扇賜ふとて〕(枇杷皇太后宮:新古今868離別哥)
【常盤山】ときはなる山の岩根にむす苔の 染めぬみどりに春雨ぞ降る〔詞書:百首歌たてまつりし時〕(攝政太政大臣:新古今66春哥上)

Posted by 橘右 at 17:00