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和歌が詠まれた地.bot : 2015/07/15

2015年07月15日

Posted by metabirds Botbird

【吉野山】越えぬ間は吉野の山の櫻花 人づてにのみ聞き渡るかな〔詞書:大和に侍りける人につかはしける〕(紀貫之:古今588戀哥弐)
【をぐらの峰】大和國。奈良県桜井市近辺の小倉山。正確な場所は未祥。鹿が詠まれた。
【賀茂の社】山城國の神社。賀茂別雷神社(上賀茂神社)と賀茂御祖神社(下鴨神社)。賀茂別雷命、玉依姫命、賀茂建角身命をお祀りする。毎年五月十五日には両社共催の葵祭が有名
【三嶋江】摂津國。大阪府高槻市から摂津市にかけての淀川沿岸。高槻市には「三島江」の地名が殘る。
【逢坂】逢坂の關と守らるゝ我なれば 近江てふらむ方も知られず〔詞書:返し〕(春澄善繩朝臣女:後撰859戀哥肆)
【住吉】住吉の岸の白波よる/\は 海人のよそめに見るぞ悲しき〔詞書:題しらず〕(よみ人も:後撰561戀哥壱)
【最勝四天王院】久方の天つ乙女が夏衣 くもゐにさらす布引の瀧〔詞書:最勝四天王院の障子に、布引の瀧かきたる所〕(有家朝臣:新古今1653雜哥中)
【難波】津の國の難波わたりに作る田は あしかなへかとえこそ見わかね〔詞書:あしがなへ〕(輔相:拾遺418物名)
【初瀬】ふるさとの佐保の河水けふもなほ かくてあふ瀨はうれしかりけり〔詞書:春日にまうでける道に佐保河のほとりに、初瀨より歸る女車のあひて侍りけるが、簾のあきたるより、はつかに見入れければ(略)〕(閑院左大臣:後撰1181雜哥貮)
【逢坂】あらたまの年は今日明日越えぬべし 逢坂山を我やおくれむ〔詞書:物言ひ侍りける女に、年の果ての頃ほひ、つかはしける〕(藤原ときふる:後撰1074戀哥陸)

Posted by 橘右 at 17:01