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和歌が詠まれた地.bot : 2015/07/04

2015年07月04日

Posted by metabirds Botbird

【熊野の浦】紀伊國。熊野川河口。万葉集にも詠まれる。浜木綿が景物。
【鏡山】近江のや鏡の山を立てたれば かねてぞ見ゆる君が千歳は〔詞書:かへしもののうた〕(大友黒主:古今1086大哥所御哥・神遊びのうた・東哥)
【富士山】しるしなき思ひとぞ聞く富士の嶺も かごとばかりの煙なるらむ〔詞書:返し〕(讀人しらず:後撰1015戀哥陸)
【倉無の濱】豊前國。大分県中津市角木竜王町の海浜か。闇無濱神社がある。豊作を暗示する「倉無し」を連想
【小鹽山】大原やをしほの山も今日こそは 神世のことも思ひいづらめ〔詞書:二條のきさきのまだ東宮の御息所と申しける時に、大原野にまうでたまひける日よめる〕(在原業平:古今871雜哥上)
【太秦】限りなく思ひ入り日のともにのみ 西の山べをながめやるかな〔詞書:太秦わたりに、大輔か侍りけるにつかはしける〕(小野道風朝臣:後撰879戀哥肆)
【志賀】志賀の海人の鹽燒くけぶり風をいたみ 立ちは昇らで山にたなびく〔詞書:題しらず〕(讀人しらず:新古今1592雜哥中)
【水無瀬】摂津國。大阪府三嶋郡島本町。後鳥羽天皇の離宮水無瀬殿があつた。水無瀬殿は現在、水無瀬神社となつてゐる。
【賀茂の社】ゆきかへる八十氏人の玉かづら かけてぞ賴む葵てふ名を〔詞書:賀茂祭の物見侍りける女のくるまにいひいれて侍りける〕(讀人しらず:後撰161夏哥)
【嵯峨野】かなしさは秋の嵯峨野のきりぎりす はほ古里に音をや啼くらむ〔詞書:公時卿母身まかりて歎き侍りける頃、大納言實國もとに申しつかはしける〕(後德大寺左大臣:新古今786哀傷哥)

Posted by 橘右 at 17:00