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和歌が詠まれた地.bot : 2015/07/01

2015年07月01日

Posted by metabirds Botbird

【鳥羽】山里の稻葉の風に寢ざめして 夜深く鹿の聲を聞くかな〔詞書:白河院鳥羽におはしましけるに、田家秋興といへることを人々よみ侍りけるに〕(中宮大夫師忠:新古今449秋哥下)
【雄島】秋の夜の月や雄島のあまの原 明方ちかき沖の釣舟〔詞書:和歌所の歌合に、海邊月を〕(藤原家隆朝臣:新古今403秋哥上)
【宇治橋姬】網代木にいざよふ浪の音ふけて ひとりや寢ぬる宇治の橋姬〔詞書:最勝四天王院の障子に、宇治川かきたる所〕(前大僧正慈圓:新古今637冬哥)
【飛鳥川】飛鳥川もみぢ葉流る葛城の 山の秋風吹きぞしくらし〔詞書:題しらず〕(柿本人麻呂:新古今541秋哥下)
【末の松山】松山に浪高き音ぞ聞こゆなる 我より越ゆる人はあらじを〔詞書:甲斐に人のものいふとききて〕(藤原守文:後撰1028戀哥陸)
【小夜の中山】年たけてまた越ゆべしと思ひきや 命なりけりさやの中山〔詞書:東の方にまかりけるに、よみ侍りける〕(西行法師:新古今987羈旅哥)
【春日大社】人しれず今や今やとちはやぶる 神さぶるまで君をこそ待て〔詞書:この歌は、待賢門院の堀河、大和の方より熊野へ詣で侍りけるに、春日へまゐるべきよしの夢を見たりけれど、のちにまゐらむと思ひ(略)帰り侍りけるに、宣託し給ひけるとなむ〕(春日明神:新古今1858神祇哥)
【住の江】うちしのびいざ住の江の忘れ草 忘れて人のまたや摘まぬと〔詞書:題しらず〕(よみ人しらず:拾遺466雜哥上)
【粟田】今よりはもみぢのもとに宿りせじ 惜しむに旅の日數へぬべし〔詞書:二條右大臣の粟田の山里の障子の繪に、旅人もみぢの下に宿りたる所〕(惠慶法師:拾遺204秋哥)
【最勝四天王院】み吉野の高嶺の櫻散りにけり あらしも白き春のあけぼの〔詞書:最勝天王院の障子に、吉野山かきたる所〕(太上天皇:新古今133春哥下)

Posted by 橘右 at 17:00