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和歌が詠まれた地.bot : 2015/06/21

2015年06月21日

Posted by metabirds Botbird

【賀茂の社】ちはやぶる賀茂のやしろの姫小松 よろづ世ふとも色はかはらじ〔詞書:冬の賀茂のまつりのうた〕(藤原敏行:古今1100大哥所御哥・神遊びのうた・東哥)
【難波】難波江の蘆のはな毛のまじれるは 津の国がひの駒にやあるらむ〔詞書:廉義公家の紙繪に、あを馬ある所に蘆のはな毛の馬ある所〕(惠慶法師:拾遺537雜哥下)
【北野天滿宮】わが戀は真木の下葉に洩る時雨 濡るとも袖の色に出でめや〔詞書:北野宮歌合に、忍戀の心を〕(太上天皇:新古今1029戀哥壹)
【浮島】鹽釜の前に浮きたる浮島の うきて思ひのある世なりけり〔詞書:中納言家持につかはしける〕(山口女王:新古今1379戀哥伍)
【嵯峨の山】嵯峨の山みゆきたえにし芹川の 千世の古道あとはありけり〔詞書:仁和のみかど、嵯峨の御時の例にて、せり河に行幸したまひける日〕(在原行平朝臣:後撰1075雜哥壱)
【音羽山】音羽山さやかに見ゆる白雪を 明けぬと吿ぐる鳥の聲かな〔詞書:上のをのこども、曉望山雪といへる心をうかうまつりけるに〕(高倉院御歌:新古今668冬哥)
【末の松山】陸奥國の歌枕。多賀城付近の古地名。波が越す越さないが歌に詠まれる。実際、当地は貞観地震や東日本大震災で津波が浸水してこなかつた。
【石上】大和國の歌枕。布都御魂劍をご神として布都御魂大神をお祀りする社。大和に數多くある古社の中で最古とも言はれてゐることから、古いことを導く枕言葉にもなつてゐる。
【粟田】引き植ゑし人はむべこそ老いにけれ 松のこだかくなりにけるかな〔詞書:淡路のまつりごと人の任果てゝ上りまうで來ての頃、兼輔朝臣の粟田の家にて〕(みつね:後撰1107雜哥壱)
【日吉大社】わが賴む七の社のゆふだすき かけても六の道に歸すな〔詞書:述懷の心を〕(前大僧正慈圓:新古今1902神祇哥)

Posted by 橘右 at 17:01