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和歌が詠まれた地.bot : 2015/06/19

2015年06月19日

Posted by metabirds Botbird

【嵯峨野】かなしさは秋の嵯峨野のきりぎりす はほ古里に音をや啼くらむ〔詞書:公時卿母身まかりて歎き侍りける頃、大納言實國もとに申しつかはしける〕(後德大寺左大臣:新古今786哀傷哥)
【熊野本宮大社】道遠しほどもはるかに隔たれり 思ひおこせよわれも忘れじ〔詞書:この歌は、陸奧に住みける人の、熊野へ三年詣でむと願を立てゝ、まゐりて侍りけるが、いみじう苦しかりければ、いまふたゝびをいかにせむと嘆きて、(略)〕(熊野權現:新古今1859神祇哥)
【木幡川】山城國。木幡庄を流れる川。現在は消滅した巨椋池に川水を注いでゐた。宇治川のことゝも言はれるが、不明。
【鳰の海】鳩の海や月の光のうつるへば 浪の花にも秋は見えにけり〔詞書:和歌所歌合に、湖邊月といふことを〕(藤原家隆朝臣:新古今389秋哥上)
【穴師山】大和國の山。三輪山の北。中腹に穴師坐兵主神社と言ふ兵主神をお祀りする社がある。周邊には崇神天皇陵や景行天皇陵を始め多数の古墳がある。
【大淀】大淀の禊幾世になりぬらむ 神さびにたる浦の姫松〔詞書:恆德公家障子〕(源兼澄:拾遺594神樂哥)
【春日山】春日山谷の埋れ木朽ちぬとも 君に告げこせ峯の松風〔詞書:春日社歌合に、松風といふことを〕(家隆朝臣:新古今1794雜哥下)
【由良の湊】梶を絶え由良の湊に寄る舟の たよりも知らぬ沖つ潮風〔詞書:百首歌たてまつりし時〕(攝政太政大臣:新古今1073戀哥壹)
【野島が崎】言問はむ野島が崎の海人衣 浪と月とにいかゞしをるゝ〔詞書:題しらず〕(七條院大納言:新古今402秋哥上)
【氣色の杜】大隅国。鹿児島県霧島にある国府近くにあつたとされる森。

Posted by 橘右 at 17:00