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和歌が詠まれた地.bot : 2015/06/16

2015年06月16日

Posted by metabirds Botbird

【長柄橋】津の國の永らふべくもあらぬかな みじかき蘆のよにこそありけれ〔詞書:津の國におはして、汀の蘆を見給ひて〕(花山院御歌:新古今1848雜哥下)
【志賀の山越え】白雪のところもわかず降りしけば 巖にも咲く花とこそ見れ〔詞書:志賀の山越えにてよめる〕(紀秋岑:古今324冬哥)
【三笠山】ふるさとの三笠の山は遠けれど 聲は昔のうとからぬかな〔詞書:兼輔朝臣、宰相中將より中納言になりて、又の年賭弓の還りたちの饗にまかりて、これかれ思ひのぶるついでに〕(兼輔朝臣:後撰1106雜哥壱)
【龍田姬】立田姬今はの頃の秋風に 時雨を急ぐ人の袖かな〔詞書:家に百首歌合し侍りける時〕(攝政太政大臣:新古今544秋哥下)
【三室山】旅寢して妻戀すらしほとゝぎす 神奈備山に小夜ふけて鳴く〔詞書:題しらず〕(讀人しらず:後撰187夏哥)
【宇治川】宇治川の浪にみなれし君ませば 我も網代に寄りぬべきかな〔詞書:宇治の網代に、知れる人の侍りければ、まかりて〕(大江興俊:後撰1136雜哥貮)
【末の松山】松山につらきながらも浪越さむ 事はさすがに悲しきものを〔詞書:消息つかはしける女の、又異人に文つかはすと聞きて、今は思ひ絶えね、と言ひ送りて侍りける返事に〕(贈太政大臣:後撰755戀哥參)
【筑波山】ひとづてにいふ言の葉のうちよりぞ 思ひつくばの山はみえける〔詞書:はじめて人につかはしける〕(讀人しらず:後撰686戀哥貮)
【長州の濱】人知れずおつる淚は津の國の ながすと見えて袖ぞ朽ちぬる〔詞書:題しらず〕(よみ人しらず:拾遺676戀哥壱)
【かへる山】我をのみ思ひ敦賀のうらならば かへるの山はまどはざらまし〔詞書:あひ知りて侍りける人の、あからさまに越の國へまかりけるに、幣心ざすとて〕(讀人しらず:後撰1335離別、羈旅哥)

Posted by 橘右 at 17:01