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和歌が詠まれた地.bot : 2015/06/16
2015年06月16日
Posted by metabirds Botbird
【長柄橋】津の國の永らふべくもあらぬかな みじかき蘆のよにこそありけれ〔詞書:津の國におはして、汀の蘆を見給ひて〕(花山院御歌:新古今1848雜哥下)
【三笠山】ふるさとの三笠の山は遠けれど 聲は昔のうとからぬかな〔詞書:兼輔朝臣、宰相中將より中納言になりて、又の年賭弓の還りたちの饗にまかりて、これかれ思ひのぶるついでに〕(兼輔朝臣:後撰1106雜哥壱)
【宇治川】宇治川の浪にみなれし君ませば 我も網代に寄りぬべきかな〔詞書:宇治の網代に、知れる人の侍りければ、まかりて〕(大江興俊:後撰1136雜哥貮)
【末の松山】松山につらきながらも浪越さむ 事はさすがに悲しきものを〔詞書:消息つかはしける女の、又異人に文つかはすと聞きて、今は思ひ絶えね、と言ひ送りて侍りける返事に〕(贈太政大臣:後撰755戀哥參)
【かへる山】我をのみ思ひ敦賀のうらならば かへるの山はまどはざらまし〔詞書:あひ知りて侍りける人の、あからさまに越の國へまかりけるに、幣心ざすとて〕(讀人しらず:後撰1335離別、羈旅哥)
Posted by 橘右 at 17:01