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和歌が詠まれた地.bot : 2015/06/14

2015年06月14日

Posted by metabirds Botbird

【住吉】世の中を住吉としも思はぬに なにを松とて我が身へぬらむ〔詞書:題しらず〕(よみ人しらず:拾遺462雜哥上)
【鳴海の浦】君戀ふと鳴海の浦の濱久木 しをれてのみも年を經るかな〔詞書:年を經たる戀といへる心をよみ侍りける〕(俊賴朝臣:新古今1085戀哥弐)
【菅原や伏見】明けぬるか衣手さむし菅原や 伏見の里の秋の初風〔詞書:守覺法親王五拾首歌よませ侍りける時〕(家隆朝臣:新古今292秋哥上)
【春日大社】大和國。春日神(武甕槌命、経津主命、天児屋根命、比売神)をお祀りする。藤原氏より篤い崇敬をうける。
【淡路島】淡路にてあはとはるかに見し月の 近き今宵は所がらかも〔詞書:題しらず〕(躬恆:新古今1515雜哥上)
【小余綾の磯】いかにしてけふを暮らさむ小余綾の いそぎ出でてもかひなかりけり〔詞書:一條攝政、內にてはびんなし、里に出でよと言ひ侍りければ、人もなき所にて待ち侍りけるに、まうてで來ざりければ〕(小貳命婦:拾遺852戀哥肆)
【大荒木の森】大荒木のもりの下草おいぬれば 駒もすさめずかる人もなし〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今892雜哥上)
【大原】尋ね來て道分けわぶる人もあらじ 幾重も積もれ庭の白雪〔詞書:雪の朝、大原にてよみ侍りける〕(寂蓮法師:新古今682冬哥)
【室の八島】風吹けば室の八島の夕けぶり 心の空に立ちにけるかな〔詞書:女につかはしける〕(藤原惟成:新古今1010戀哥壹)
【飛鳥川】大和國の歌枕。明日香村を流れ藤原京址を通り、大和川に注ぐ。周邊には、奈良時代初期の遺跡群が多い。「あす」から「昨日」「明日」などの時間や「速い」など時間を詠むことが多い。水落遺跡は中大兄皇子が造らせたとされる漏刻の址か。

Posted by 橘右 at 17:01