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和歌が詠まれた地.bot : 2015/06/12

2015年06月12日

Posted by metabirds Botbird

【大荒木の森】大荒木の森の下草しげりあひて 深くも夏のなりにけるかな〔詞書:右大將定國四十賀に、內より屛風てうしてたまひけるに〕(忠岑:拾遺136夏哥)
【吉野】世にふれば憂さこそまされみ吉野の 岩のかけ道踏みならしてむ〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今951雜哥下)
【北山】峯高み行きても見べきもみぢ葉を 我がゐながらもかざしつるかな〔詞書:おなじ心を〕(坂上是則:後撰1302雜哥肆)
【音羽山】秋風の吹きにし日より音羽山 峰の梢も色づきにけり〔詞書:石山にまうでける時、音羽山のもみぢを見てよめる〕(紀貫之:古今256秋哥下)
【音無川】わくらばになどかは人の問はざらむ 音無川に住む身なりとも〔詞書:都を出でて久しく修行し侍りけるに、問ふべき人の問はず侍りければ、熊野よりつかはしける〕(大僧正行尊:新古今1662雜哥中)
【吉野山】み吉野の吉野の山の櫻花 白雲とのみ見えまがひつゝ〔詞書:法師にならむの心ありける人、大和にまかりて、ほどひさしく侍りてのち、あひ知りて侍りける人のもとより、月ころはいかにぞ、花は咲きにたりや、といひて侍りければ〕(讀人しらず:後撰117春哥下)
【北山】山城國北部の山。場所が特定できない。左京区岩倉から北区の鷹峯、衣笠山に至る広範囲な山並み.もみぢの名所で、もみぢが詠まれることが多い
【佐野のわたり】紀伊國の歌枕。和歌山県新宮市南端の海岸沿ひあつた木の川の渡し。「雨」「雪」が詠み込まれることが多い。
【深草】深草の里の月影さびしさも 住みこしまゝの野べの秋風〔詞書:千五百番歌合に〕(右衞門督通具:新古今374秋哥上)
【柏木の森】ほとゝぎす忍ぶるものを柏木の もりても聲の聞えけるかな〔詞書:返し〕(馬内侍:新古今1046戀哥壹)

Posted by 橘右 at 17:01