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和歌が詠まれた地.bot : 2015/06/10
2015年06月10日
Posted by metabirds Botbird
【布引の瀧】ぬき亂る人こそあるらし白玉の まなくも散るか袖のせばきに〔詞書:布引の瀧のもとにて人々あつまりてうたよみける時によめる〕(在原業平:古今923雜哥上)
【唐崎】禊するけふ唐崎におろす網は 神のうけひくしるしなりけり〔詞書:粟田右大臣家の障子に、唐崎に祓したる所に網引く形描ける所〕(平祐擧:拾遺595神樂哥)
【嵐山】思ひ出づる人もあらしの山の端に ひとりぞ入りし有明の月〔詞書:山里に籠り居て侍りけるを、人の問ひて侍りければ〕(法印淸賢:新古今1505雜哥上)
【龍田川】龍田川もみぢは流る神奈備の 三室の山に時雨降るらし〔詞書:奈良の帝龍田川に紅葉御覽じに行幸ありける時、御供につかうまつりて〕(柿本人麿:拾遺219冬哥)
【小野】夢かとも何か思はむ憂き世をば そむかざりけむほどぞくやしき〔詞書:世をそむき小野といふ所に住み侍りける頃、業平朝臣の、雪のいと高う降り積みたるをかき分けてまうで來て、夢かとぞ思ふ思ひきやとよみ侍りけるに〕(惟喬親王:新古今1720雜哥下)
Posted by 橘右 at 17:00