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和歌が詠まれた地.bot : 2015/06/09

2015年06月09日

Posted by metabirds Botbird

【近江】近江より朝立ちくればうねの野に たづぞ鳴くなる明けぬこの夜は〔詞書:近江ぶり〕(讀人智らず:古今1071大哥所御哥・神遊びのうた・東哥)
【岩代】紀伊國の歌枕。JR紀勢本線岩代駅付近の濱邊。結びの松が有名。有間親王が歌を詠んでをり、有間親王の恨みを題材にした歌も多い。
【鳥羽】窻近きいさき群竹風吹けば 秋におどろく夏の夜の夢〔詞書:鳥羽院にて、竹風夜涼といへることを人々つかうまつりし時〕(春宮大夫公繼:新古今257夏哥)
【大峰】大和國。吉野から熊野へ通じる天川村付近の峰。大峯山の山上ヶ岳の山頂大峰山寺は古来より修行の場として知られ、現在でも女人禁制である。
【大井川】大井川ゐせきの水のわくらばに 今日は賴めしくれにやはあらぬ〔詞書:題しらず〕(淸原元輔:新古今1194戀哥參)
【吉野山】ひたすらに厭ひ果てぬるものならは 吉野の山に行方知られじ〔詞書:女につかはしける〕(贈太政大臣:後撰808戀哥肆)
【住の江】我見ても久しくなりぬ住の江の 岸の姫松幾世へぬらむ〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今905雜哥上)
【唐崎】奥山に立てらましかば渚漕ぐ 舟木もい濱もみぢしなまし〔詞書:祓しに、秋唐崎にまかり侍りて、舟のまかりけるを見侍りて〕(惠慶法師:拾遺1126雜秋哥)
【堀江】あはれ人けふの命を知らませば 難波の蘆に契らざらまし〔詞書:大江嘉言對馬になりて下るとて、難波堀江の蘆のうら葉にとよみて下り侍りけるほどに、國にてなくなりにけりと聞きて〕(能因法師:新古今823哀傷哥)
【岩瀬山】大和國。場所未詳。岩瀬の杜から見渡せる山か。岩瀬の杜は、JR関西本線三郷駅付近にあつた杜とも言はれてゐるが未詳。

Posted by 橘右 at 17:00