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和歌が詠まれた地.bot : 2015/06/07

2015年06月07日

Posted by metabirds Botbird

【信夫】みちのくのいはでしのぶはえぞ知らぬ 書きつくしてよ壺の石文〔詞書:前大僧正慈圓、文にては思ふほどのことも申し盡しがたきよし申しつかはして侍りける返事に〕(前右大將賴朝:新古今1786雜哥下)
【吉野】我が宿とたのむ吉野に君し入らば おなじかざしを挿しこそはせめ〔詞書:返し〕(伊勢:後撰809戀哥肆)
【妹背山】君と我妹背の山も秋來れば 色變はりぬるものにぞありける〔詞書:はらからどち、いかなることか侍りけん〕(讀人しらず:後撰380秋哥下)
【關の藤川】美濃の國せきの藤川絶えずして 君につかへむ萬代までに〔詞書:かへしもののうた〕(讀人智らず:古今1084大哥所御哥・神遊びのうた・東哥)
【高砂】山守は言はば言はなむ高砂の 尾上の櫻折りてかざさむ〔詞書:花山にて、道俗、酒らたうべけるをりに〕(素性法師:後撰50春哥中)
【山田の原】聞かずともこゝをせにせむほとゝぎす 山田の原の過ぎの群立ち〔詞書:題しらず〕(西行法師:新古今217夏哥)
【勿来の關】陸奧國。奥羽三關の一つ。但し、實在が疑はれてゐる。語源は禁止の意味をもつ「な~そ」に「來(くる)」で「來るな」とも言はれ、蝦夷の侵入を拒む目的で造営された。「な來そ」を掛けて詠まれることが多い。
【佐保山】佐保山のはゝそのもみぢ散りぬべみ 夜さへ見よと照らす月影〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今281秋哥下)
【淺間山】いたづらに立つや淺間の夕けぶり 里問ひかぬるをちこちの山〔詞書:和歌所の歌合に、羇中暮といふことを〕(雅經朝臣:新古今958羈旅哥)

Posted by 橘右 at 17:00