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和歌が詠まれた地.bot : 2015/06/02

2015年06月02日

Posted by metabirds Botbird

【篠原】近江國。滋賀県野洲市大篠原に地名が殘る。平家終焉地でもある。普通名詞としても用ゐられる。
【熊野本宮大社】わくらばになどかは人の問はざらむ 音無川に住む身なりとも〔詞書:都を出でて久しく修行し侍りけるに、問ふべき人の問はず侍りければ、熊野よりつかはしける〕(大僧正行尊:新古今1662雜哥中)
【由良の門】由良の門を渡る舟人梶を絶え ゆくへも知らぬ戀の道かも〔詞書:題しらず〕(曾禰好忠:新古今1071戀哥壹)
【布引の瀧】久方の天つ乙女が夏衣 くもゐにさらす布引の瀧〔詞書:最勝四天王院の障子に、布引の瀧かきたる所〕(有家朝臣:新古今1653雜哥中)
【難波】難波女の衣干すとて刈りて焚く 蘆火のけぶり立たぬ日ぞなき〔詞書:題しらず〕(貫之:新古今1593雜哥中)
【刈萱の關】筑前國。大宰府の警固のために置かれた関所の跡。室町時代の末まで残っていたが、戦国時代になって廃止された。
【大井川】影さへに今はと菊のうつろふは 浪の底にも霜や置くらむ〔詞書:おなじ御時、大井川に行幸侍りける日〕(坂上是則:新古今623冬哥)
【鏡山】鏡山いざ立ち寄りて見てゆかむ 年へぬる身は老いやしぬると〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今899雜哥上)
【野田の玉川】陸奧國。塩釜から多賀市内を流れ砂押川に注ぐ。近年、多賀城市により整備が進んでゐる。「千鳥」や「潮風」がよく詠まれた。
【和歌の浦】藻鹽草かくとも盡きじ君が代の 數によみおく和歌の浦浪〔詞書:和歌所の開闊になりて、初めて參りし日、奏し侍りし〕(源家長:新古今741賀哥)

Posted by 橘右 at 17:01