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和歌が詠まれた地.bot : 2015/05/21

2015年05月21日

Posted by metabirds Botbird

【おふの河原】さみだれはおふの河原の眞薦草 刈らでや浪の下に朽ちなむ〔詞書:百首歌よませ侍りけるに〕(入道前關白太政大臣:新古今231夏哥)
【名児の海】なごの海の霞のまよりながむれば 入る日を洗ふ沖つ白波〔詞書:晚霞といふことをよめる〕(後德大寺左大臣:新古今35春哥上)
【龍田山】雁啼きて寒き朝の露ならし 龍田の山をもみだすものは〔詞書:題しらず〕(讀人しらず:後撰377秋哥下)
【春日野】春霞春日の野邊にたちわたり みちても見ゆる都人かな〔詞書:京極御息所春日にまうで侍りける時、國司のたてまつりける歌あまたありける中に〕(藤原忠房朝臣:拾遺1046雜春哥)
【武藏野】紫の色にはさくな武藏野の 草のゆかりと人もこそ見れ〔詞書:さくなむさ〕(如覺法師:拾遺360物名)
【高砂】高砂の峯の白雲かかりける 人の心をたのみけるかな〔詞書:題しらず〕(よみ人も:後撰652戀哥貮)
【關の藤川】美濃の國せきの藤川絶えずして 君につかへむ萬代までに〔詞書:かへしもののうた〕(讀人智らず:古今1084大哥所御哥・神遊びのうた・東哥)
【音無の里】紀伊國。音無川が流れる里。熊野本宮大社付近。音も聞こえぬ山峡の隠れ里と言ふ情景が詠まれることが多い
【逢坂】逢はでのみあまたの世をも歸るかな 人目の繁き逢坂に來て〔詞書:女のもとにまかりて、え逢はで歸りてつかはしける〕(讀人しらず:後撰905戀哥伍)
【妹山】未詳。詞書から石見國であらう。万葉集では「鴨山」島根県邑智郡美郷町湯抱の鴨山かとも言はれる。

Posted by 橘右 at 17:00