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和歌が詠まれた地.bot : 2015/05/19

2015年05月19日

Posted by metabirds Botbird

【嵐山】もみぢ葉をさこそあらしの拂ふらめ この山本も雨と降るなり〔詞書:長月の頃、水無瀨に日頃侍りけるに、あらしの山の紅葉に淚にたぐふよし申しつかはして侍りける人の返りことに〕(權中納言公經:新古今543秋哥下)
【大原野】世の中をそむきにとては來しかども なほ憂きことは大原の里〔詞書:能宣朝臣、大原野にまうでて侍りけるに、山里のいとあやしきに住むべくもあらぬさまなる人の侍りければ、いづくわたりより住むぞなど問ひ侍りければ〕(讀人しらず:新古今1628雜哥中)
【戯島】何しおはゞあだにぞ思ふたはれ島 浪の濡衣幾夜着つらむ〔詞書:たわれ島を見て〕(讀人しらず:後撰1351羈旅哥)
【吉野山】いづことも春の光はわかなくに まだみ吉野の山は雪ふる〔詞書:おなじ御時、御厨子所にさぶらひけるころ、沈めるよしをなげきて、御覽ぜさせよとおぼしくて、ある藏人におくりて侍りける十二首がうち〕(躬恆:後撰19春哥上)
【位山】飛騨國の歌枕。飛騨一宮水無神社の神体。古来より霊山とし崇められ、。天孫降臨、天の岩戸、両面宿儺などの伝説がある。
【龍田姬】立田姬今はの頃の秋風に 時雨を急ぐ人の袖かな〔詞書:家に百首歌合し侍りける時〕(攝政太政大臣:新古今544秋哥下)
【堀江】眞薦刈る堀江に浮きて寢る鴨の 今宵の霜にいかにわぶらむ〔詞書:題しらず〕(讀人しらず:後撰483冬哥)
【位山】位山跡を尋ねて登れども 子を思ふ道になほまよひぬる〔詞書:百首歌たてまつりし時〕(土御門内大臣:新古今1814雜哥下)
【住の江】住の江に生ひそふ松の枝ごとに 君が千歲の數ぞこもれる〔詞書:天喜四年皇后宮の歌合に、祝の心をよみ侍りける〕(前大納言隆國:新古今725賀哥)
【富士山】道すがら富士のけぶりもわかざりき 晴るゝ間もなき空のけしきに〔詞書:題しらず〕(前右大將賴朝:新古今975羈旅哥)

Posted by 橘右 at 17:00