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和歌が詠まれた地.bot : 2015/05/17

2015年05月17日

Posted by metabirds Botbird

【生駒山】大和國の歌枕。新古今1369戀歌伍は伊勢物語に集録されてをり、その影響から「雲」「雨」が詠まれた。現在山頂は遊園地となつてゐる。こゝからは、大阪と奈良の夜景が見られる
【賀茂の社】ゆきかへる八十氏人の玉かづら かけてぞ賴む葵てふ名を〔詞書:賀茂祭の物見侍りける女のくるまにいひいれて侍りける〕(讀人しらず:後撰161夏哥)
【宇治橋】山城國の歌枕。橋が架けられたのは、相當古いと傳はる。
【佐野の舟橋】東路の佐野の舟橋かけてのみ 思ひ渡るを知る人のなさ〔詞書:人のもとにつかはしける〕(源ひとしの朝臣:後撰619戀哥貮)
【難波】沖つ風夜はに吹くらし難波潟 あかつきかけて浪ぞ寄すなる〔詞書:題しらず〕(權中納言定賴:新古今1597雜哥中)
【有磯海】わが戀は荒磯の海の風をいたみ しきりに寄する浪のまもなし〔詞書:題しらず〕(伊勢:新古今1064戀哥壹)
【須磨】須磨の關夢を通さぬ浪の音を 思ひもよらで宿をかりける〔詞書:伍拾首歌よみたてまつりしに〕(前大僧正慈圓:新古今1600雜哥中)
【狛】山城國。京都府相良郡山城町から精華町にかけての地名。催馬樂「山城」を踏まへる。「瓜」が景物
【音羽山】ありとのみ音羽の山のほとゝぎす 聞きに聞こえてあはずもあるかな〔詞書:女の許につかはしける〕(よみ人も:後撰158夏哥)
【長等山】めづらしやむかしながらの山の井は しづめる影そくちはてにける〔詞書:若う侍りける時は、志賀に常にまうでけるを、年老いては參り侍らざりけるに、參り侍りて〕(讀人しらず:後撰1135雜哥貮)

Posted by 橘右 at 17:00