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和歌が詠まれた地.bot : 2015/05/15

2015年05月15日

Posted by metabirds Botbird

【逢坂】名にし負はゞ逢坂山のさねかづら 人に知られで來るよしもがな〔詞書:女につかはしける〕(三條右大臣:後撰700戀哥參)
【弥高山】近江國。伊吹山の一峯。滋賀県坂田郡伊吹町弥高の裏山
【布留】大和國。奈良県天理市の石上神宮付近。遍昭僧正、素性法師の縁の地でもある。
【鳰の海】鳩の海や月の光のうつるへば 浪の花にも秋は見えにけり〔詞書:和歌所歌合に、湖邊月といふことを〕(藤原家隆朝臣:新古今389秋哥上)
【泉川】みやこいでてけふみかの原いづみ川 川風寒し衣かせ山〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今408羇旅哥)
【濱名の橋】遠江國。静岡県浜名郡新居町の浜名湖から流れ出る浜名川に架かつてゐた橋。浜名川はのちに地震で消滅した。霞や霧が多く詠まれた。
【猿澤池】大和國の歌枕。興福寺の南の池。采女入水傳説が大和物語などに見える。この傳説を題にした歌も多い。
【比良山】花さそふ比良の山風吹きにけり 漕ぎゆき舟の跡見ゆるまで〔詞書:五拾歌たてまつりし中に、湖上花を〕(宮內卿:新古今128春哥下)
【淺間山】信濃國の歌枕。古來から噴火の多い活火山。「けぶり」、「火」を緣語とする。燃える思ひを例へる。また、「あさま」から「あさまし」を導き出す場合もある。伊勢物語での業平卿の歌が代表的。
【住吉】白波のよる/\岸に立ち寄りて ねも見しものをすみよしの松〔詞書:女の逢はず侍りけるに〕(讀人しらず:後撰599戀哥壱)

Posted by 橘右 at 17:00