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和歌が詠まれた地.bot : 2015/05/11

2015年05月11日

Posted by metabirds Botbird

【龍田山】白雲の龍田の山の八重櫻 いづれを花と分きて折りけむ〔詞書:八重櫻を折りて、人のつかはして侍りければ〕(道命法師:新古今90春哥上)
【切目宿】紀伊國。和歌山県印南にあつた王子神社(切目王子)。熊野詣が盛んなころに帰属が宿舎としてゐた。鳥羽上皇が御歌会を催したとの記録もある
【初瀬】ふるさとの佐保の河水けふもなほ かくてあふ瀨はうれしかりけり〔詞書:春日にまうでける道に佐保河のほとりに、初瀨より歸る女車のあひて侍りけるが、簾のあきたるより、はつかに見入れければ(略)〕(閑院左大臣:後撰1181雜哥貮)
【春日野】春霞春日の野邊にたちわたり みちても見ゆる都人かな〔詞書:京極御息所春日にまうで侍りける時、國司のたてまつりける歌あまたありける中に〕(藤原忠房朝臣:拾遺1046雜春哥)
【鹽釜】ふけゆかばけぶりもあらじ鹽釜の 恨みなはてそ秋の夜の月〔詞書:百首歌たてまつりし時〕(前大僧正慈圓:新古今390秋哥上)
【難波の御津】難波津をけふこそ御津の浦ごとに これやこの世をうみわたる舟〔詞書:身のうれへ侍りける時、津の國にまかりて住み始め侍りけるに〕(業平朝臣:後撰1244雜哥參)
【岩瀬山】磐瀬山谷の下水うちしのび 人の見ぬ間は流てぞふる〔詞書:しのびたる人につかはしける〕(よみ人も:後撰557戀哥壱)
【水茎岡】水くきの岡のやかたに妹とあれと 寢ての朝けの霜の降りはも〔詞書:みづくきぶり〕(讀人智らず:古今1072大哥所御哥・神遊びのうた・東哥)
【美濃のを山】美濃國。岐阜県不破郡垂井町の南宮山と言はれる。
【鏡山】曇りなき鏡の山の月を見て 明らけき世を空に知るかな〔詞書:久壽二年大嘗會悠紀屛風に、近江國鏡山をよめる〕(宮內卿永範:新古今751賀哥)

Posted by 橘右 at 17:00