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和歌が詠まれた地.bot : 2015/05/06

2015年05月06日

Posted by metabirds Botbird

【くらぶ山】秋霧の立ちぬるときはくらぶ山 おぼつかなくぞ見え渡りける〔詞書:延喜御時に、秋歌めしければ、たてまつりける〕(紀貫之:後撰271秋哥中)
【堀江】摂津國。仁德天皇の御代に水害を防ぐ爲に築いたとされる運河。物部氏が難波の堀江に棄てたとされる佛像は、長野県の善光寺の本尊と言ふ傳承がある。
【龍田山】立田山夜はにあらしの松吹けば 雲にはうとき峯の月影〔詞書:題しらず〕(左衞門督通光:新古今412秋哥上)
【敦賀】我をのみ思ひ敦賀のうらならば かへるの山はまどはざらまし〔詞書:あひ知りて侍りける人の、あからさまに越の國へまかりけるに、幣心ざすとて〕(讀人しらず:後撰1335離別、羈旅哥)
【平城京】いそのかみ古き都を來て見れば 昔かざしゝ花咲きにけり〔詞書:題しらず〕(讀人しらず:新古今88春哥上)
【眞土山】紀伊國。和歌山県橋本市隅田町真土にある小高い岡。「待つ」を掛け、「時鳥」が景物。待乳山とも表記される。
【麻生の海】麻生の海に舟乘りすらむわぎもこが 赤裳の裾に鹽みつらむか〔詞書:伊勢の行幸にまかりとまりて〕(人麿:拾遺493雜哥上)
【大荒木の森】人につくたよりだになしおほあらきの 森の下なる草の身なれは〔詞書:もとより友達に侍りければ、貫之にあひか語ひて、兼輔朝臣の家に名簿を傳へさせ侍りけるに、その名簿に加へて貫之におくりける〕(みつね:後撰1186雜哥貮)
【佐保川】冬來れば佐保の川瀨にゐる鶴も ひとり寢がたき音をぞ鳴くなる〔詞書:題しらず〕(よみ人も:後撰446冬哥)
【吉野の瀧】冬寒みこほらぬ水はなけれども 吉野の瀧は絶ゆる世もなし〔詞書:題しらず〕(よみ人しらず:拾遺235冬哥)

Posted by 橘右 at 17:00