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和歌が詠まれた地.bot : 2015/05/04

2015年05月04日

Posted by metabirds Botbird

【比叡山】山高み見つゝ我がこし櫻花 風は心にまかすべらなり〔詞書:比叡にのぼりてかへりまうできてよめる〕(紀貫之:古今87春哥下)
【佐保川】もみぢ見に宿れる我と知らねばや 佐保の川霧立ち隠すらむ〔詞書:初瀨へまうで侍りける道に、佐保山のもとにまかり宿りて、朝に霧の立ちわたりて侍りければ〕(惠慶法師:拾遺193秋哥)
【飛鳥川】飛鳥川淵にもあらぬ我が宿も 瀬にかはりゆくものにぞありける〔詞書:家を賣りてよめる〕(伊勢:古今990雜哥下)
【信夫】みちのくのいはでしのぶはえぞ知らぬ 書きつくしてよ壺の石文〔詞書:前大僧正慈圓、文にては思ふほどのことも申し盡しがたきよし申しつかはして侍りける返事に〕(前右大將賴朝:新古今1786雜哥下)
【唐崎】何せむにへたのみるめを思ひけむ 沖つ玉藻をかづく身にして〔詞書:志賀の辛崎にて、祓しける人の下仕へに、みるといふ侍りけり、大伴黑主そこにまで來て、かのみるに心をつけて言ひたはぶれけり、祓果てゝ(略)〕(くろぬし:後撰1099雜哥壱)
【高師の濱】沖つ浪高師の濱の濱松の 名にこそ君を待ちわたりつれ〔詞書:和泉の國に侍りけるほとに、忠房朝臣大和より贈れる返し〕(貫之:拾遺1240雜戀)
【五十鈴川】神風や御裳濯川のそのかみに 契りしことの末をたがふな〔詞書:大將に侍りける時、勅使にて大神宮に詣でてよみ侍りける〕(攝政太政大臣:新古今1871神祇哥)
【音羽の瀧】山城國の歌枕。修学院の裏の山で雲母坂の先にあつたと言ふ。この他にも同名の瀧が清水寺の境内と山科の音羽川の上流にもある。
【富士山】道すがら富士のけぶりもわかざりき 晴るゝ間もなき空のけしきに〔詞書:題しらず〕(前右大將賴朝:新古今975羈旅哥)
【富士山】富士の嶺の燃えわたるともいかゞせむ 消ちこそ知らね水ならぬ身は〔詞書:返し〕(紀の乳母:後撰648戀哥貮)

Posted by 橘右 at 17:00