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和歌が詠まれた地.bot : 2015/04/26

2015年04月26日

Posted by metabirds Botbird

【住の江】逢ふことを松にて年の經ぬるかな 身は住の江に生ひぬ物ゆゑ〔詞書:題しらず〕(よみ人しらず:拾遺626戀哥壱)
【浦の初島】場所未詳。紀伊國の歌枕とされるが、後撰742戀哥參では「津の國の」とある。紀の國の誤りか?和歌山県有田市に初島と言ふ地名がある。摂津尼崎の初島稲荷神社には浦の初島の歌碑が建つてゐる
【香具山】とをちには夕立すらし久方の 天の香具山雲隱れゆく〔詞書:雲隔遠望といへる心をよみ侍りける〕(源俊賴朝臣:新古今266夏哥)
【佐野の舟橋】上野國の歌枕。群馬県高崎市下佐野あたりの鳥川に舟を掛けて渡した橋。佐野は、北条時頼が佐野源左衛門常世に宿を求めた、謡曲「鉢木」の舞台。
【江口】攝津國。西行と遊女妙が歌を交はし一晩を過ごしたとされる。現在、西行と妙の一晩の事蹟は江口君堂として建物が残る。
【穴師山】まきもくのあなしの山の山びとゝ 人も見るがに山かづらせよ〔詞書:とりもののうた〕(讀人智らず:古今1076大哥所御哥・神遊びのうた・東哥)
【關戶の院】草枕ほどぞ經にける都出でて 幾夜か旅の月に寢ぬらむ〔詞書:關戶の院といふ所にて、羈中月といふ心を〕(大江嘉言:新古今931羈旅哥)
【高砂】高砂の松も昔になりぬべし なほ行末は秋の夜の月〔詞書:八月拾伍夜和歌所歌合に、月多秋友といふことをよみ侍りし〕(寂蓮法師:新古今740賀哥)
【淸瀧川】岩根超す淸瀧川の早ければ 浪折りかくる岸の山吹〔詞書:堀河院御時百首歌たてまつりける時〕(權中納言國信:新古今160春哥下)
【鏡山】鏡山明けて來つれば秋霧の 今朝や立つらむ近江てふ名は〔詞書:ある所に、近江といふ人をいと忍びて語らひ侍りけるを、夜明けて歸りけるを、人見てさゝやきければ、その女のもとにつかはしける〕(坂上つねかげ:後撰843戀哥肆)

Posted by 橘右 at 17:01