和歌が詠まれた地:和歌が詠まれた地.bot : 2015/04/24

> HOME > 和歌が詠まれた地.bot : 2015/04/24

2015年04月24日

Posted by metabirds Botbird

【賀茂の社】そら目をそ君はみたらし川の水淺しや深しそれは我かは〔詞書：賀茂にまうでて侍りける男の見侍りて、今はな隠れそ、いとよく見てき、と言ひおこせて侍りければ〕（伊勢：拾遺534雜哥下）

【交野】狩りくらし交野の眞柴折り敷きて淀の川瀨の月を見るかな〔詞書：鷹狩の心をよみ侍りける〕（左近中將公衞：新古今688冬哥）

【白山】白山に年ふる雪やつもるらむ夜はに片敷く袂さゆなり〔詞書：題しらず〕（前大納言公任：新古今666冬哥）

【石上寺】いそのかみふるきみやこの郭公聲ばかりこそ昔なりけれ〔詞書：奈良の石上寺にてほととぎすの鳴くをよめる〕（素性法師：古今144夏哥）

【久米の岩橋】葛城や我やは久米の橋作り明けゆくほどは者をこそ思へ〔詞書：不記〕（よみ人しらず：拾遺719戀哥貮）

【浮島】定めなき人の心にくらぶれはたゞ浮島は名のみなりけり〔詞書：浮島〕（順：拾遺1249雜戀）

【鏡山】鏡山山かき曇り時雨るれどもみぢあかくぞ秋はみえける〔詞書：鏡山をこゆとて〕（そせいほうし：後撰393秋哥下）

【志賀の山越え】山川に風のかけたるしがらみは流れもあへぬ紅葉なりけり〔詞書：志賀の山越えにてよめる〕（春道列樹：古今303秋哥下）

【石上】いそのかみふりにし戀の神さびてたゝるに我はねきぞかねつる〔詞書：題しらず〕（藤原忠房朝臣：拾遺862戀哥肆）

【富士山】しるしなきけぶりを雲にまがへつゝ夜を經て富士の山と燒えなむ〔詞書：題しらず〕（貫之：新古今1008戀哥壹）

Posted by 橘右 at 17:00