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和歌が詠まれた地.bot : 2015/04/21

2015年04月21日

Posted by metabirds Botbird

【木幡川】山城國。木幡庄を流れる川。現在は消滅した巨椋池に川水を注いでゐた。宇治川のことゝも言はれるが、不明。
【高野山】紀伊國の山。山上には高野山真言宗総本山の金剛峰寺がある。古来より真言密教の聖地として篤い崇敬をうけてゐる。
【賀茂川】賀茂川の水底澄みて照る月を ゆきて見むとや夏祓へする〔詞書:水無月祓へしに、河原にまかりいてて、月のあかきを見て〕(よみ人も:後撰215夏哥)
【染川】名にはいへど黑くも見えす漆川 さすがにわたる水はぬるめり〔詞書:題しらず〕(よみ人しらず:拾遺549雜哥下)
【龍田山】たがみそぎゆふつけ鳥か唐衣 たつたの山にをりはへて鳴く〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今995雜哥下)
【龍田山】花の散ることやわびしき春霞 たつたの山のうぐひすの聲〔詞書:仁和の中將の御息所の家に歌合せむとてしける時によみける〕(藤原後蔭:古今108春哥下)
【御手洗川】年を經て憂き影をのみみたらしの 變る世もなき身をいかにせむ〔詞書:賀茂にまゐりて〕(周防内侍:新古今1888神祇哥)
【水無瀨】山賤の麻のさ衣をさをあらみ あはで月日やすぎ葺ける庵〔詞書:水無瀨戀拾五首歌合に〕(攝政太政大臣:新古今1108戀哥弐)
【比良山】さゞ浪の比良山風の海吹けば 釣する海人の袖かへる見ゆ〔詞書:題しらず〕(讀人しらず:新古今1702雜哥下)
【末の松山】陸奥國の歌枕。多賀城付近の古地名。波が越す越さないが歌に詠まれる。実際、当地は貞観地震や東日本大震災で津波が浸水してこなかつた。

Posted by 橘右 at 17:00