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和歌が詠まれた地.bot : 2015/04/20

2015年04月20日

Posted by metabirds Botbird

【五十鈴川】君が代は久しかるべし度會や 五十鈴の川の流れ絕えせで〔詞書:承曆二年內裏の歌合に、祝の心を〕(前中納言匡房:新古今730賀哥)
【鹽釜】君まさで煙絶えにし鹽釜の うらさびしくも見え渡るかな〔詞書:かは原の左のおほいまうちぎみの身まかりてののち、かの家にまかりてありけるに、鹽釜といふ所のさまをつくれりけるを見てよめる〕(紀貫之:古今852哀傷哥)
【深草】山城國。京都市伏見区で伏見稲荷神社の南西の地。藤森神社が鎮座する。鶉が多く詠まれてゐた。
【吉野の瀧】音にのみありと聞きこしみ吉野の 瀧はけふこそ袖に落ちけれ〔詞書:題しらず〕(讀人しらず:新古今991戀哥壹)
【佐保川】大和國の歌枕。奈良の都の中心を流れる川。川岸に櫻並木があり南都八景のひとつに撰ばれてゐる。萬葉の頃から歌に良く詠まれた。
【深草】年をへて住みこし里をいでていなば いとゞ深草野とやなりなむ〔詞書:深草の里にすみ侍りて京へまうでくとて、そこなりける人によみておくりける〕(在原業平:古今971雜哥下)
【白山】消えはつる時しなければ越路なる 白山の名は雪にぞありける〔詞書:越の國へまかりける時、しら山を見てよめる〕(凡河内躬恆:古今414羇旅哥)
【小夜の中山】遠江國の歌枕。箱根、鈴鹿に並ぶ日本三大峠のうちの一つ。交通の要衝でしば/\合戦の舞台となつた。月がよく詠まれる。
【くらぶ山】秋の夜の月の光しあかければ くらぶの山も越えぬべらなり〔詞書:月をよめる〕(在原元方:古今195秋哥上)
【井手】山城の井手の玉水手に汲みて たのしみかひもなき世なりけり〔詞書:題しらず〕(讀人しらず:新古今1368戀哥伍)

Posted by 橘右 at 17:00