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和歌が詠まれた地.bot : 2015/04/15

2015年04月15日

Posted by metabirds Botbird

【小鹽山】山城國。大原野の奥の山。麓には業平寺と呼ばれる十輪寺がある。
【吉野山】春立つといふばかりにやみ吉野の 山も霞てけさは見ゆらむ〔詞書:平定文が家歌合によみ侍りける〕(壬生忠岑:拾遺1春哥)
【伊勢神宮】神風や御裳濯川のそのかみに 契りしことの末をたがふな〔詞書:大將に侍りける時、勅使にて大神宮に詣でてよみ侍りける〕(攝政太政大臣:新古今1871神祇哥)
【佐保山】もみぢ見に宿れる我と知らねばや 佐保の川霧立ち隠すらむ〔詞書:初瀨へまうで侍りける道に、佐保山のもとにまかり宿りて、朝に霧の立ちわたりて侍りければ〕(惠慶法師:拾遺193秋哥)
【御手洗川】山城國。賀茂別雷神社の境内を流れる川。賀茂社境内を流れてゐることから、禊や祓ひなどが多く詠まれてゐる。
【愛宕山】なき名のみ高尾の山と言ひたつる 君は愛宕の峰にやあるらむ〔詞書:高尾にまかりかよふ法師に名立ち侍りけるを、少將滋幹が聞きつけて、まことかと言ひつかはしたりければ〕(八條の大君:拾遺562雜哥下)
【龍田山】唐衣龍田の山のもみぢ葉は はた物もなき錦なりけり〔詞書:題しらず〕(貫之:後撰386秋哥下)
【住の江】いかばかり年は經ねども住の江の 松ぞふたゝび生ひ變りぬる〔詞書:この歌は、ある人住吉に詣でて、人ならば問はましものを住の江の松はいくたび生ひ變るらむとよみたてまつりし御返り事となむいへる〕(住吉大明神:新古今1856神祇哥)
【木幡】山城國の歌枕。京都府宇治市木幡町を中心として山科あたりまでを含んだ地域の古称。大和への道が通じてゐた爲、歌に詠まれることも多かつた。
【生の松原】涼しさは生の松原まさるとも 添ふる扇の風な忘れそ〔詞書:大宰帥隆家下りけるに、扇賜ふとて〕(枇杷皇太后宮:新古今868離別哥)

Posted by 橘右 at 17:01