> HOME > 和歌が詠まれた地.bot : 2015/04/14

和歌が詠まれた地.bot : 2015/04/14

2015年04月14日

Posted by metabirds Botbird

【笙の岩屋】寂寞の苔の岩戸のしづけきに 涙の雨の降らぬ日ぞなき〔詞書:御嶽の笙の岩屋に籠りてよめる〕(日藏上人:新古今1923釋敎哥)
【富士山】戀をのみ常にするがの山なれば 富士の嶺にのみ泣かぬ日はなし〔詞書:題しらず〕(よみ人も:後撰565戀哥壱)
【野の宮】琴の音に峯の松風通ふらし いづれのをより調べ染めけむ〔詞書:野の宮に齋宮の庚申し侍りけるに、松風入夜琴といふ題をよみ侍りける〕(齋宮女御:拾遺451雜哥上)
【猪名野】摂津國。兵庫県川西市、伊丹市、尼崎市辺りを流れる猪名川沿岸の野。枕詞「息長鳥」を掛ける。「鴫」が景物。
【五十鈴川】和らぐる光にあまる影なれや 五十鈴川原の秋の夜の月〔詞書:神祇歌とてよみ侍りける〕(前大僧正慈圓:新古今1880神祇哥)
【飛鳥川】飛鳥川我が身ひとつの淵瀨ゆゑ なべての世をも怨みつるかな〔詞書:題しらず〕(よみ人も:後撰1232雜哥參)
【北野天滿宮】山城國。無実の罪で配流された大宰府で没した菅原道真公をお祀りする社。太宰府天満宮とともに天神信仰の中心。藤原師輔が自分の屋敷の建物を寄贈。
【鹽の山】しほの山さしでの磯に住む千鳥 君が御代をば八千代とぞ鳴く〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今345賀哥)
【麻生の浦】をふのうらに片枝さしおほひなる梨の なりもならずも寢てかたらはむ〔詞書:伊勢うた〕(讀人智らず:古今1099大哥所御哥・神遊びのうた・東哥)
【宇津山】袖にしも月かゝれとは契りおかず 淚は知るや宇津の山越え〔詞書:詩を歌に合はせ侍りしに、山路秋行といへることを〕(鴨長明:新古今983羈旅哥)

Posted by 橘右 at 17:01