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和歌が詠まれた地.bot : 2015/04/12

2015年04月12日

Posted by metabirds Botbird

【布引の瀧】主なくてさらせる布を七夕に 我が心とや今日はかさまし〔詞書:朱雀院のみかど、布引の瀧御覽ぜむとてふみづきの七日の日、おはしましてありける時に、さぶらふ人々にうたよませたまひけるによめる〕(橘長盛:古今927雜哥上)
【三笠山】もる目のみあまた見ゆれば三笠山 知る/\いかゞさしてゆくべき〔詞書:返し〕(讀人しらず:後撰1030戀哥陸)
【小夜の中山】古里のけふの面影さそひ來むと 月ぞ契る佐夜の中山〔詞書:五拾首歌たてまつりし時〕(藤原雅經:新古今940羈旅哥)
【木幡川】山城國。木幡庄を流れる川。現在は消滅した巨椋池に川水を注いでゐた。宇治川のことゝも言はれるが、不明。
【布留】うち返し君ぞ戀しき大和なる 布留の早稻田の思ひ出でつゝ〔詞書:大和にあひ知りて侍りける人のもとにつかはしける〕(讀人しらず:後撰512戀哥壱)
【さび江】難波の江。場所も漢字も不明。神戸市兵庫区佐比江町あたりかという。
【龍田山】雁が音の啼きつるなへに唐衣 龍田の山はもみぢしにけり〔詞書:大和にまかりけるついでに〕(讀人しらず:後撰359秋哥下)
【龍田山】白雲の龍田の山の八重櫻 いづれを花と分きて折りけむ〔詞書:八重櫻を折りて、人のつかはして侍りければ〕(道命法師:新古今90春哥上)
【鈴鹿山】鈴鹿山うき世をよそにふり捨てゝ いかになりゆくわが身なるらむ〔詞書:伊勢にまかりける時よめる〕(西行法師:新古今1613雜哥中)

Posted by 橘右 at 17:00