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和歌が詠まれた地.bot : 2015/04/11

2015年04月11日

Posted by metabirds Botbird

【木枯の杜】消えわびぬうつろふ人の秋の色に 身をこがらしの杜の白露〔詞書:千五百番歌合に〕(定家朝臣:新古今1320戀哥肆)
【伊勢神宮】ほとゝぎす雲居のよそに過ぎぬなり 晴れぬ思ひのさみだれの頃〔詞書:大神宮にたてまつりし夏の歌の中に〕(太上天皇:新古今236夏哥)
【交野】鶉啼く交野に立てるはじもみぢ 散りぬるばかりに秋風ぞ吹く〔詞書:法性寺入道前關白太政大臣家歌合に〕(前參議親隆:新古今539秋哥下)
【春日野】春日野に多くの年はつみつれど 老いせぬ物は若菜なりけり〔詞書:若菜を御覽して〕(圓融院御製:拾遺20春哥)
【細谷川】備中國。場所未詳。吉備の中山付近を流れる川。細い谷川と言ふ意味の普通名詞とも解釋されることもある。
【常盤山】山城國。場所未詳。雙丘の西邊りと言はれてゐるが、現在の地形では山らしきものが見当たらない。常盤から永遠を詠みこんだり、常綠の松を詠みこむ。
【高砂】高砂に我がなく聲はなりにけり 都の人は聞きやつくらむ〔詞書:遠き所に侍りける人、京に侍りけるをとこを、道のまゝに戀ひまかりて、高砂といふ所にてよみ侍りける〕(よみ人しらず:拾遺998戀哥伍)
【住吉】世の中を住吉としも思はぬに なにを松とて我が身へぬらむ〔詞書:題しらず〕(よみ人しらず:拾遺462雜哥上)
【鈴鹿川】鈴鹿川深き木の葉に日數經て 山田の原の時雨をぞ聞く〔詞書:最勝四天王院の障子に、鈴鹿川かきたる所〕(太上天皇:新古今526秋哥下)
【三室山】龍田川もみぢ葉流る神なびの みむろの山に時雨降るらし〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今284秋哥下)

Posted by 橘右 at 17:00