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和歌が詠まれた地.bot : 2015/04/05

2015年04月05日

Posted by metabirds Botbird

【佐保川】千鳥鳴く佐保の川霧立ち濡らし 山の木の葉も色かはりゆく〔詞書:右大將定國家屛風に〕(忠岑:拾遺186秋哥)
【十市の里】ふけにけり山の端近く月さえて 十市の里に衣打つ聲〔詞書:百首歌たてまつりし時〕(式子內親王:新古今485秋哥下)
【水無瀨】山賤の麻のさ衣をさをあらみ あはで月日やすぎ葺ける庵〔詞書:水無瀨戀拾五首歌合に〕(攝政太政大臣:新古今1108戀哥弐)
【賀茂の社】そら目をそ君はみたらし川の水 淺しや深しそれは我かは〔詞書:賀茂にまうでて侍りける男の見侍りて、今はな隠れそ、いとよく見てき、と言ひおこせて侍りければ〕(伊勢:拾遺534雜哥下)
【名取温泉】陸奧國。名取川流域にある名取温泉。
【雄島】ゆく年を雄島の海人の濡れ衣 重ねて袖に浪やかくらむ〔詞書:土御門內大臣家にて、海邊歲暮といへる心をよめる〕(有家朝臣:新古今704冬哥)
【伊加加崎】近江國の歌枕。石山寺付近の瀬田川沿ひのどこか。現在の地形では「崎」と呼べるやうなところもなく場所は未詳。
【長柄橋】難波なる長柄の橋もつくるなり 今は我が身を何にたとへむ〔詞書:題しらず〕(伊勢:古今1051雜體)
【三室山】大和國の歌枕。神奈備山とも呼ばれた。もみぢの名所。多くの歌人にもみぢが詠まれてゐる。
【久米の岩橋】中絶えて來る人もなき葛城の 久米路の橋は今も危し〔詞書:返し〕(讀人しらず:後撰986戀哥伍)

Posted by 橘右 at 17:00