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和歌が詠まれた地.bot : 2015/04/04

2015年04月04日

Posted by metabirds Botbird

【子戀の森】こゝにだにつれ/”\になくほとゝぎす まして子戀ひの森はいかにぞ〔詞書:右兵衞佐惟賢、まかり隠れにけるに、親のもとにつかはしける〕(右大臣:拾遺1282哀傷哥)
【楢の小川】山城国。賀茂別雷神社境内を流れる小川。御手洗川とも。禊や祓ひとのかゝはりで詠まれることが多い。
【小倉山】あやしくも鹿の立ちどの見えぬかな 小倉の山に我や來ぬらむ〔詞書:九條右大臣家の賀の屛風に〕(平兼盛:拾遺128夏哥)
【葛城山】足引の葛城山にゐる雲の 立ちてもゐても君をこそ思へ〔詞書:題しらず〕(よみ人しらず:拾遺779戀哥參)
【嵐山】思ふことなくてぞ見ましもみぢ葉を あらしの山の麓ならずは〔詞書:大井川にまかりて紅葉見侍りけるに〕(藤原輔伊朝臣:新古今528秋哥下)
【印南野】女郞花我に宿かせ印南野の いなといふともこゝを過ぎめや〔詞書:秋旅にまかりけるに、印南野に宿りて〕(能宣:拾遺348別歌)
【唐崎】見せばやな志賀の唐崎ふもとなる 長等の山の春のけしきを〔詞書:春頃、大乗院より人につかはしける〕(前大僧正慈圓:新古今1469雜哥上)
【名取温泉】陸奧國。名取川流域にある名取温泉。
【桂】立ち昇るけぶりをだにも見るべきに 霞にまがふ春のあけぼの〔詞書:前大納言光賴春身まかりけるを、桂なる所にてとかくして歸り侍りけるに〕(前兵衞督惟方:新古今767哀傷哥)
【岩瀬の森】大和國。場所未定。歌から推測するに竜田川流域の森でたつただらう。斑鳩の竜田川の東側のどこかゝ?「言はず」を導くことが多い。

Posted by 橘右 at 17:00