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和歌が詠まれた地.bot : 2015/03/25

2015年03月25日

Posted by metabirds Botbird

【音羽の瀧】風吹けどところも去らぬ白雲は 世をへて落つる水にぞありける〔詞書:同じ瀧をよめる〕(凡河内躬恆:古今929雜哥上)
【田子の浦】駿河なる田子の浦浪立たぬ日は あれども君を戀ひぬ日ぞなき〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今489戀哥壱)
【麻生の浦】櫻麻のをふの浦浪たちかへり みれどもあかず山梨の花〔詞書:題しらず〕(俊賴朝臣:新古今1473雜哥上)
【龍田川】もみぢ葉の流れてとまるみなとには 紅深き浪や立つらむ〔詞書:二條のきさきの春宮の御息所と申しける時に、御屏風に龍田川にもみぢ流れたるかたをかけりけるを題にてよめる〕(素性法師:古今293秋哥下)
【高間山(石見)】石見國。拾遺1239の詞書に「石見に」とあり、歌にも「石見なる」とあるので、大和國の高間山ではない。高角(かたづ)山のことか。島根県江津市野津の島ノ星山、益田市高津の山などと言はれる。
【賀茂の社】大和かも海にあらしの西吹かば いづれの浦にみ舟つながむ〔詞書:賀茂社の午日唱ひ侍るなる歌〕(三統理平:新古今1868神祇哥)
【子戀の森】こゝにだにつれ/”\になくほとゝぎす まして子戀ひの森はいかにぞ〔詞書:右兵衞佐惟賢、まかり隠れにけるに、親のもとにつかはしける〕(右大臣:拾遺1282哀傷哥)
【三笠山】さして來と思ひしものを三笠山 かひなく雨のもりにけるかな〔詞書:男のもとに、雨降る夜、傘をやりて呼びけれど、來ざりければ〕(讀人しらず:後撰1029戀哥陸)
【手向山】大和國。手向山八幡宮が鎮座する山。もみぢの名所。
【鳴海潟】浦人の日も夕暮に鳴海潟 かへる袖より千鳥啼くなり〔詞書:おなじ所〕(權大納言通光:新古今650冬哥)

Posted by 橘右 at 17:00