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和歌が詠まれた地.bot : 2015/03/22
2015年03月22日
Posted by metabirds Botbird
【姥捨山】來むといひし月日を過ぐす姨捨の 山の端つらきものにぞありける〔詞書:そのほどに歸りこんとてものにまかりける人の、ほどを過ぐして來ざりければつかはしける〕(よみ人も:後撰542戀哥壱)
【吉野】引く人もなくてやみぬるみ吉野の 松は子の日をよそにこそ聞け〔詞書:除目の頃、子日にあたりて侍りけるに、按察更衣の局より松を箸にて食物を出だして侍りけるに〕(元輔:拾遺1028雜春哥)
【貴船川】幾夜われ浪にしをれて貴船川 袖に玉散る物思ふらむ〔詞書:家に百首歌合し侍りけるに、祈戀といへる心を〕(攝政太政大臣:新古今1141戀哥弐)
【熊野本宮大社】末の世もこのなさけのみ變らずと 見し夢なくはよそに聞かまし〔詞書:寂蓮人々勸めて百首歌よませ侍りけるに、いなび侍りて、熊野にもうでける道にて、夢に、何事も衰へゆけど、この道こそ世の末に變らむものはあれ(略)〕(西行法師:新古今1844雜哥下)
Posted by 橘右 at 17:00