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和歌が詠まれた地.bot : 2015/03/13

2015年03月13日

Posted by metabirds Botbird

【木曽路の橋】信濃國。長野県木曽郡上松町の国道19号の下にある橋跡。木曽の桟と呼ばれ、道中の難所であつた。「架く」に掛けて「掛く」を導く
【淸瀧川】水上やたえだえ氷る岩間より 淸瀧川に殘る白波〔詞書:五拾首歌たてまつりし時〕(攝政太政大臣:新古今634冬哥)
【鹽釜】君まさで煙絶えにし鹽釜の うらさびしくも見え渡るかな〔詞書:かは原の左のおほいまうちぎみの身まかりてののち、かの家にまかりてありけるに、鹽釜といふ所のさまをつくれりけるを見てよめる〕(紀貫之:古今852哀傷哥)
【佐保山】曉の寢覺めの千鳥誰がためか 佐保の川原にをちかへり鳴く〔詞書:初瀨へまで侍りける道に、佐保山のわたりに宿りて侍りけるに、千鳥の鳴くを聞きて〕(能宣:拾遺484雜哥上)
【としまが磯】摂津國。場所未詳。敏馬(みぬめ)の誤訓から生じた地名とも言はれる。敏馬は神戸市灘区岩屋の敏馬神社邊り。
【大淀】大淀の松はつらくもあらなくに 恨みてのみもかへる浪かな〔詞書:題しらず〕(讀人しらず:新古今1433戀哥伍)
【鈴鹿山】世にふれはまたも越えけり鈴鹿山 昔の今になるにやあらむ〔詞書:圓融院御時、齋宮下り侍りけるに、母の前齋宮もろともに越え侍りて〕(齋宮女御:拾遺495雜哥上)
【妹背山】君と我妹背の山も秋來れば 色變はりぬるものにぞありける〔詞書:はらからどち、いかなることか侍りけん〕(讀人しらず:後撰380秋哥下)
【逢坂】戀ひ/\てまれに今宵ぞあふ坂の ゆふつけ鳥は鳴かずもあらなむ〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今634戀哥參)
【吉野の瀧】み吉野の吉野の瀧に浮かびいづる 泡をかたまの消ゆと見つらむ〔詞書:をがたまの木〕(紀友則:古今431物名)

Posted by 橘右 at 17:00