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和歌が詠まれた地.bot : 2015/03/04

2015年03月04日

Posted by metabirds Botbird

【長柄橋】世の中にふりぬるものは津の國の 長柄の橋と我となりけり〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今890雜哥上)
【氣色の杜】秋近きけしきの守に啼く蟬の 淚の露や下葉染むらむ〔詞書:百首歌たてまつりし時〕(攝政太政大臣:新古今270夏哥)
【眞土山】賴めずは人を待乳の山なりと 寢ましものをいざよひの月〔詞書:戀の歌とて〕(太上天皇:新古今1197戀哥參)
【逢坂】走り井のほどを知らばや逢坂の 關引き越ゆる夕かげの駒〔詞書:淸愼公五十賀の屛風に〕(元輔:拾遺1108雜秋哥)
【宮城野】荒く吹く風はいかにと宮城野の 小萩が上を人の問へかし〔詞書:野分したる朝に、幼き人をだに問はざりける人に〕(赤染衞門:新古今1819雜哥下)
【住吉】世の中を住吉としも思はぬに なにを松とて我が身へぬらむ〔詞書:題しらず〕(よみ人しらず:拾遺462雜哥上)
【白妙の濱】場所未詳。普通名詞にも讀めるが、和歌山県の白良濱のことだらうか。
【熊野本宮大社】咲きにほふ花のけしきを見るからに 神の心ぞ空に知らるゝ〔詞書:熊野へ詣で給ひける時、道に花の盛りなりけるを御覧じて〕(白河院御歌:新古今1906神祇哥)
【菅原や伏見】菅原や伏見の暮に見わたせば 霞にまがふ小初瀬の山〔詞書:伏見といふ所にて、その心をこれかれよみけるに〕(讀人しらず:後撰1242雜哥參)
【吹上の濱】紀伊國。紀ノ川の河口の左岸邊り。「月」「濱千鳥」などが詠まれた。

Posted by 橘右 at 15:00