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和歌が詠まれた地.bot : 2015/03/02

2015年03月02日

Posted by metabirds Botbird

【富士山】しるしなき思ひとぞ聞く富士の嶺も かごとばかりの煙なるらむ〔詞書:返し〕(讀人しらず:後撰1015戀哥陸)
【氣色の杜】大隅国。鹿児島県霧島にある国府近くにあつたとされる森。
【長田村】神代よりけふのためとや八束穗に 長田の稻のしなひそめけむ〔詞書:壽永元年大嘗會基方稻舂歌、丹波國長田村をよめる〕(權中納言兼光:新古今754賀哥)
【龜の尾山】山城國の歌枕。嵯峨天皇・後嵯峨天皇・亀山上皇の離宮の亀山殿があつた。吉兆の標である龜の名を冠してゐることから、賀歌として詠まれることが多く、「君が代」「君が齢」「萬世」などが詠み込まれた。
【初瀬】人はいさ心も知らずふるさとは 花ぞ昔の香に匂ひける〔詞書:初瀬にまうづるごとに、やどりける人の家に、ひさしくやどらで、ほどへてのちにいたれりければ、かの家のあるじ、かくさだかになむやどりはある(略)そこにたてりける梅の花を折りてよめる〕(紀貫之:古今42春哥上)
【唐琴】みやこまでひゞきかよへるからことは 浪のをすげて風ぞひきける〔詞書:からことといふ所にてよめる〕(眞靜法師:古今921雜哥上)
【小野】君がいにし方やいづれぞ白雲の 主なき宿と見るが悲しさ〔詞書:敦忠朝臣身まかりて又の年、かの朝臣の小野なる家見むとて、これかれまかりて、物語し侍りけるついでに、よみ侍りける〕(淸正:後撰1416哀傷哥)
【由良の門】由良の門を渡る舟人梶を絶え ゆくへも知らぬ戀の道かも〔詞書:題しらず〕(曾禰好忠:新古今1071戀哥壹)
【高砂】秋萩の花咲きにけり高砂の 尾上の鹿は今や鳴くらむ〔詞書:これさだのみこの家の歌合せによめる〕(藤原敏行:古今218秋哥上)
【信夫山】人知れず苦しきものは信夫山 下はふ葛のうらみなりけり〔詞書:忍戀の心を〕(淸輔朝臣:新古今1093戀哥弐)

Posted by 橘右 at 15:00