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和歌が詠まれた地.bot : 2015/02/27

2015年02月27日

Posted by metabirds Botbird

【楢の小川】みそぎする楢の小川の川風に 折りぞわたる下に絶えじと〔詞書:題しらず〕(八代女王:新古今1376戀哥伍)
【水無賴】野變の露は色もなくてやこぼれつる 袖より過ぐる萩の上風〔詞書:水無瀨戀拾伍首歌合に〕(前大僧正慈圓:新古今1338戀哥伍)
【染川】筑前國の歌枕。福岡県中部、太宰府天満宮の付近を流れる御笠川のこと。漆川とも呼ばれる。「染川を渡る」と言ふ表現されて戀の歌に登場することも多い。
【有栖川】山城國の歌枕。諸説あり場所は未詳。現在の有栖川流域にはかつての齋宮の址となる齋宮神社があることを考へると嵐電有栖川驛近くを流れる川か。
【位山】濃紫たなびく雲をしるべにて 位の山の峯をたづねむ〔詞書:人の元服侍りけるに〕(元輔:拾遺1170雜賀哥)
【笠取山】雨降れど露もゝらじを笠取りの 山はいかでかもみぢ染めけむ〔詞書:秋のうたとてよめる〕(在原元方:古今261秋哥下)
【鈴鹿川】伊勢國。鈴鹿山脈から発し伊勢湾に注ぐ川。「ひゞく」「聞く」といふ表現が用ゐられた。
【五十鈴川】和らぐる光にあまる影なれや 五十鈴川原の秋の夜の月〔詞書:神祇歌とてよみ侍りける〕(前大僧正慈圓:新古今1880神祇哥)
【音無の里】戀わびぬ音をだに泣かむ聲たてゝ いづこなるらむ音無の里〔詞書:題しらず〕(よみ人しらず:拾遺749戀哥貮)
【春日大社】春日山谷の埋れ木朽ちぬとも 君に告げこせ峯の松風〔詞書:春日社歌合に、松風といふことを〕(家隆朝臣:新古今1794雜哥下)

Posted by 橘右 at 15:00