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和歌が詠まれた地.bot : 2015/02/25
2015年02月25日
Posted by metabirds Botbird
【志賀須賀の渡り】惜しむともなき物ゆゑにしかすがの 渡りと聞けばたゞならぬかな〔詞書:大江爲基あづまへまかり下りけるに、扇をつかはすとて〕(赤染衞門:拾遺316別歌)
【龍田川】ちはやぶる神世もきかず龍田川 唐紅に水くゝるとは〔詞書:二條のきさきの春宮の御息所と申しける時に、御屏風に龍田川にもみぢ流れたるかたをかけりけるを題にてよめる〕(在原業平:古今294秋哥下)
【印南野】かり人のたづぬる鹿はいなび野に 逢はでのみこそあらまほしけれ〔詞書:女のほかに侍りけるを、そこにと敎ふる人も侍らざりければ、心づからとぶらひて侍りける返事につかはしける〕(讀人しらず:後撰1009戀哥陸)
【葛城山】しもとゆふかづらき山に降る雪の 間なく時なく思ほゆるかな〔詞書:ふるき大和舞のうた〕(讀人智らず:古今1070大哥所御哥・神遊びのうた・東哥)
【涙川】普通名詞とすべきか伊勢の歌枕かどちらにもとれる。本來は、涙が溢れ出て川のやうになる表現であるが、伊勢と共に詠まれる例もあり、伊勢の歌枕とも取れる。
Posted by 橘右 at 15:00