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和歌が詠まれた地.bot : 2015/02/23

2015年02月23日

Posted by metabirds Botbird

【音羽川】よそにのみ聞かましものを音羽川 渡るとなしに見なれそめけむ〔詞書:題しらず〕(藤原兼輔:古今749戀哥伍)
【猿澤池】大和國の歌枕。興福寺の南の池。采女入水傳説が大和物語などに見える。この傳説を題にした歌も多い。
【吉野山】み吉野の山のあなたに宿もがな 世の憂き時の隱れがにせむ〔詞書:題しらず〕(讀人智らず:古今950雜哥下)
【有馬山】みな人の笠に縫ふてふ有馬菅 ありての後も逢はむとぞ思ふ〔詞書:題しらず〕(人麿:拾遺858戀哥肆)
【須磨】須磨の關夢を通さぬ浪の音を 思ひもよらで宿をかりける〔詞書:伍拾首歌よみたてまつりしに〕(前大僧正慈圓:新古今1600雜哥中)
【平城京】身はゝやく奈良の都となりにしを 戀しきことのまだもふりぬか〔詞書:題しらず〕(よみ人も:後撰560戀哥壱)
【淸見潟】契らねど一夜は過ぎぬ淸見潟 浪に別るゝあかつきの雲〔詞書:百首歌たてまつりし時、旅歌〕(家隆朝臣:新古今969羈旅哥)
【天野川】河内國の歌枕。わが國における七夕傳説發祥と言はれてゐる。 桓武天皇 は、しば/\當地で狩りをしてゐたさうで、伊勢物語でも惟喬親王と在原業平卿が狩りしたときに詠んだ歌の插話が載る。
【野の宮】松風の音に亂るゝ琴の音を ひけば子の日の心地こそすれ〔詞書:野の宮に齋宮の庚申し侍りけるに、松風入夜琴といふ題をよみ侍りける〕(齋宮女御:拾遺452雜哥上)
【吉野山】み吉野の雪にこもれる山人も ふる道とめて音をや鳴くらむ〔詞書:絶えて年ごろになりにける女の許にまかりて、雪の降り侍りければ〕(源景明:拾遺847戀哥參)

Posted by 橘右 at 15:00