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和歌が詠まれた地.bot : 2015/02/22

2015年02月22日

Posted by metabirds Botbird

【石上】深綠爭ひかねていかんらむ まなく時雨の布留の神杉〔詞書:冬の歌の中に〕(太上天皇:新古今581冬哥)
【嵯峨野】さらでだに露けきさがの野邊に來て 昔のあとにしをれぬるかな〔詞書:法輪寺にまうで侍るとて、嵯峨野に大納言忠家が墓の侍りけるほどに、まかりてよみ侍りける〕(權中納言俊忠:新古今785哀傷哥)
【白山】思ひやる越のしら山知らねども ひとよも夢に越えぬ日ぞなき〔詞書:越なる人の許につかはしける〕(貫之:拾遺1242雜戀)
【吾の松原】妹に戀ひわかの松原見わたせば 潮干の潟に鶴啼き渡る〔詞書:天平十二年十月、伊勢國に行幸し給ひける時〕(聖武天皇御歌:新古今897羈旅哥)
【賀茂の社】そら目をそ君はみたらし川の水 淺しや深しそれは我かは〔詞書:賀茂にまうでて侍りける男の見侍りて、今はな隠れそ、いとよく見てき、と言ひおこせて侍りければ〕(伊勢:拾遺534雜哥下)
【吉野山】吉野山消えせぬ雪と見えつるは 峯續き咲く櫻なりけり〔詞書:題しらず〕(よみ人しらず:拾遺41春哥)
【伊勢の濱萩】伊勢國。かつて二見市三津邊りは濱萩生い茂る場所で、難波潟の蘆と伊勢の濱萩は歌に多く詠まれた。現在は、伊勢・安土桃山文化村と言ふテーマパークがあり、かつての名勝の面影を追うことはできなくなつてゐる。
【最勝四天王院】浦人の日も夕暮に鳴海潟 かへる袖より千鳥啼くなり〔詞書:おなじ所〕(權大納言通光:新古今650冬哥)
【姨捨山】月影は飽かず見るとも更級の 山のふもとに長居すな君〔詞書:信濃の國に下りける人のもとに、つかはしける〕(貫之:拾遺319別歌)

Posted by 橘右 at 15:00